「何だ、この失礼な物言いは!」
あまりの怒りに隋の外交官たちが震え上がる一方で、我が国からの使者である小野妹子(おののいもこ)は涼しい顔をしていました。
「こんな無礼な蕃夷(ばんい=野蛮という意味)の書は、今後は自分に見せるな!」
煬帝の怒りは収まらず、周囲にこう言い放つと、そのまま立ち去らんとする勢いでした。さて、煬帝をここまで激怒させた国書の内容とは、どのようなものだったのでしょうか。
「日出(ひい)ずる処(ところ)の天子(てんし)、書(しょ)を日没(ひぼっ)する処の天子に致(いた)す。恙無きや(つつがなきや=お元気ですか、という意味)」。
皆さんは、煬帝を怒らせたのは国書のどの部分だと思いますか?



いつも有難うございます。
トラックバック(0) |
えめる 日本が日の出、自国を日の沈む国との記述、
それを国の勢いに例えて考えたからでしょうか?
親善大使
tycoont 黒田裕樹さん、こんにちは

もちろん
「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子致す。」の部分

大国中国にこんな無礼な言い方すれば、怒るでしょう

しかも、「恙無きや」ですからね

聖徳太子も小野妹子を遣る際、相当な賭けをしたんだと思います

しかし、聖徳太子のすごいところは、朝鮮を通さず直接隋と交流し
、表向き「文化交流」(親善大使)という位置づけで行ったことですかね

煬帝も「正式な外交」ならタダじゃ置かないが、「文化交流」なら
許してやるか~、ってな感じですかね

えめるさんへ
黒田裕樹 > 日本が日の出、自国を日の沈む国との記述、
> それを国の勢いに例えて考えたからでしょうか?
仰ることも良く分かりますが、果たして…。
明日の更新をお待ち下さい。
tycoontさんへ
黒田裕樹 > もちろん
> 「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子致す。」の部分

> 大国中国にこんな無礼な言い方すれば、怒るでしょう

> しかも、「恙無きや」ですからね

「恙無きや」は相当くだけた表現ですからね。でも一番怒らせたのは…。
> 聖徳太子も小野妹子を遣る際、相当な賭けをしたんだと思います

そうですね。これだけの大仕事で自分の代わりを務められる人材はそういません。冠位十二階の制度が生かされてますね。
> しかし、聖徳太子のすごいところは、朝鮮を通さず直接隋と交流し
> 、表向き「文化交流」(親善大使)という位置づけで行ったことですかね

> 煬帝も「正式な外交」ならタダじゃ置かないが、「文化交流」なら
> 許してやるか~、ってな感じですかね

後日書きますが、文化交流は確かに行われています。ただ、それでもカバーしきれないほどの怒りを買った「ある言葉」があったんですよね…。
ケンシロウ こんにちは。
ご無沙汰しております ペコリ(o_ _)o))
講義まであと2週間ですね。
延期になったのでしっかり準備は整っていると思います。
おいらは行けませんが頑張って下さいね。
ケンシロウさんへ
黒田裕樹 講座への励ましのお言葉有難うございます。
あと2週間ですが、しっかりと準備をして頑張りたいと思います!
ぴーち こんばんは!
皆さん、素晴らしい回答ばかりで
私の出る幕はありませんが。(汗
あくまで私の単純な推測ですが、
「日出ずる処の天子」と自分を煬帝よりも
上であるという表現をあえてしたことに
怒りを感じたのかも知れないかなと思いますが
どうでしょうかね・・・^^
それと前回のお返事に私の記事リンクをわざわざ貼ってくださいまして、恐縮しております,・・というか、蛇足な事ばかり書いてしまいすみません^^;
そう云いつつ、私も言葉のキャッチボールは好きですので、また、ご面倒でもたまには遊びにお付き合いくだされば、ありがたく存じます^^
それでは、応援です凸
およよのよ 朝鮮討伐でこっちに手が回らないのを良い事に挑発的な文章を送るとは卑怯ですね(笑)
でもいつまでも中国にへこへこ頭を下げているのはいけないと聖徳太子は判断したのかもしれませんね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > あくまで私の単純な推測ですが、
> 「日出ずる処の天子」と自分を煬帝よりも
> 上であるという表現をあえてしたことに
> 怒りを感じたのかも知れないかなと思いますが
> どうでしょうかね・・・^^
「日出ずる天子」と「日没する天子」の違いですね。目の付け所は悪くないんですが…。
明日の更新をお待ち下さいm(_ _)m
> それと前回のお返事に私の記事リンクをわざわざ貼ってくださいまして、恐縮しております,・・というか、蛇足な事ばかり書いてしまいすみません^^;
いえいえ、私が長々とコメするよりもその方が分かりやすいかな、と思っただけですので。
「勝手に引用していいのかな」と考えていたので、ぴーちさんのお言葉にほっとしました。
> そう云いつつ、私も言葉のキャッチボールは好きですので、また、ご面倒でもたまには遊びにお付き合いくだされば、ありがたく存じます^^
こちらこそ宜しくお願いします!\(^o^)/
およよのよさんへ
黒田裕樹 > 朝鮮討伐でこっちに手が回らないのを良い事に挑発的な文章を送るとは卑怯ですね(笑)
確かに卑怯かも(笑)。でも、綺麗事だけでは外交が務まらないのも事実ですからね。
> でもいつまでも中国にへこへこ頭を下げているのはいけないと聖徳太子は判断したのかもしれませんね。
仰るとおりだと思います。だからこその「卑怯」なんですよね。
bunyan 黒田さんこんばんは☆
いつもコメントありがとうございますo(^-^)o
遣隋使までくると、講座も熱が帯びてくるのじゃないかしら?
たくさんの黒田フアンができることを期待してますよ!
応援のポチ
千両役者?
オバrev う~ん、どの部分かと言われると、皆さんのコメントと同じになってしまいます。それ以上は・・・?
それにしても、小野妹子も平然と涼しい顔をしているとは大した役者ですね。
よく生きてかえってこられたもんだと思います。
さすらい こんばんは。
ああ、そういうこという人いますよねえ
という感じでしょうか(笑)
まあ、向こうも
「おいおい、誰が天子やねん!」
って返して欲しいですよね。
日本書紀も隋書も
それぞれが良いように書かれてるのでしょうから
言った言わないになるのは歴史の定めですね。
そういや、秀吉も朝鮮出兵の時
ナメたことを言って怒られませんでしたか?(笑)
応援♪
bunyanさんへ
黒田裕樹 >> 遣隋使までくると、講座も熱が帯びてくるのじゃないかしら?
> たくさんの黒田フアンができることを期待してますよ!
確かに遣隋使は自分の得意分野のひとつですから、講座の内容にも気合が入ります。予定ではあと最低1週間は続きます…って長すぎますかね?
黒田ファンですか…。あまり意識したことはないですが、今日で3000HITを突破したことは素直に嬉しいですし、2000HITから3週間足らずで達成できたことは、皆さんの応援あればこそと感謝しております。
ご期待に応えるべく今後も頑張ります!
オバrevさんへ
黒田裕樹 > う~ん、どの部分かと言われると、皆さんのコメントと同じになってしまいます。それ以上は・・・?
皆さんが触れておられるようで触れていないある「言葉」があるんですよ。それは…。
> それにしても、小野妹子も平然と涼しい顔をしているとは大した役者ですね。
>
> よく生きてかえってこられたもんだと思います。
我が国を代表する使者が大事におびえては足元を見られます。その意味でも聖徳太子の人選は正しかったのですが、実はこのあとに小野妹子ならではの「裏技」があるんですよね…。
さすらいさんへ
黒田裕樹 > ああ、そういうこという人いますよねえ
> という感じでしょうか(笑)
> まあ、向こうも
> 「おいおい、誰が天子やねん!」
> って返して欲しいですよね。
さすらいさんが一番答えに近いですね。当時に関西風のお笑い精神があったらそう答えたかもしれません(笑)。
> 日本書紀も隋書も
> それぞれが良いように書かれてるのでしょうから
> 言った言わないになるのは歴史の定めですね。
仰るとおりです。今回の件は、中国にとって無礼な内容の文章があった、ということが中国側の歴史書に残されているということは、真実と考えて良いのかもしれませんね。
> そういや、秀吉も朝鮮出兵の時
> ナメたことを言って怒られませんでしたか?(笑)
よくご存知ですね。秀吉の件については、いずれこの講座でも取り上げたいのですが、いつの日になるのでしょうか…。
応援有難うございます!
それを国の勢いに例えて考えたからでしょうか?

もちろん
「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子致す。」の部分

大国中国にこんな無礼な言い方すれば、怒るでしょう

しかも、「恙無きや」ですからね

聖徳太子も小野妹子を遣る際、相当な賭けをしたんだと思います

しかし、聖徳太子のすごいところは、朝鮮を通さず直接隋と交流し
、表向き「文化交流」(親善大使)という位置づけで行ったことですかね

煬帝も「正式な外交」ならタダじゃ置かないが、「文化交流」なら
許してやるか~、ってな感じですかね

> それを国の勢いに例えて考えたからでしょうか?
仰ることも良く分かりますが、果たして…。
明日の更新をお待ち下さい。
> 「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子致す。」の部分

> 大国中国にこんな無礼な言い方すれば、怒るでしょう

> しかも、「恙無きや」ですからね

「恙無きや」は相当くだけた表現ですからね。でも一番怒らせたのは…。
> 聖徳太子も小野妹子を遣る際、相当な賭けをしたんだと思います

そうですね。これだけの大仕事で自分の代わりを務められる人材はそういません。冠位十二階の制度が生かされてますね。
> しかし、聖徳太子のすごいところは、朝鮮を通さず直接隋と交流し
> 、表向き「文化交流」(親善大使)という位置づけで行ったことですかね

> 煬帝も「正式な外交」ならタダじゃ置かないが、「文化交流」なら
> 許してやるか~、ってな感じですかね

後日書きますが、文化交流は確かに行われています。ただ、それでもカバーしきれないほどの怒りを買った「ある言葉」があったんですよね…。
ご無沙汰しております ペコリ(o_ _)o))
講義まであと2週間ですね。
延期になったのでしっかり準備は整っていると思います。
おいらは行けませんが頑張って下さいね。
あと2週間ですが、しっかりと準備をして頑張りたいと思います!
皆さん、素晴らしい回答ばかりで
私の出る幕はありませんが。(汗
あくまで私の単純な推測ですが、
「日出ずる処の天子」と自分を煬帝よりも
上であるという表現をあえてしたことに
怒りを感じたのかも知れないかなと思いますが
どうでしょうかね・・・^^
それと前回のお返事に私の記事リンクをわざわざ貼ってくださいまして、恐縮しております,・・というか、蛇足な事ばかり書いてしまいすみません^^;
そう云いつつ、私も言葉のキャッチボールは好きですので、また、ご面倒でもたまには遊びにお付き合いくだされば、ありがたく存じます^^
それでは、応援です凸
でもいつまでも中国にへこへこ頭を下げているのはいけないと聖徳太子は判断したのかもしれませんね。
> 「日出ずる処の天子」と自分を煬帝よりも
> 上であるという表現をあえてしたことに
> 怒りを感じたのかも知れないかなと思いますが
> どうでしょうかね・・・^^
「日出ずる天子」と「日没する天子」の違いですね。目の付け所は悪くないんですが…。
明日の更新をお待ち下さいm(_ _)m
> それと前回のお返事に私の記事リンクをわざわざ貼ってくださいまして、恐縮しております,・・というか、蛇足な事ばかり書いてしまいすみません^^;
いえいえ、私が長々とコメするよりもその方が分かりやすいかな、と思っただけですので。
「勝手に引用していいのかな」と考えていたので、ぴーちさんのお言葉にほっとしました。
> そう云いつつ、私も言葉のキャッチボールは好きですので、また、ご面倒でもたまには遊びにお付き合いくだされば、ありがたく存じます^^
こちらこそ宜しくお願いします!\(^o^)/
確かに卑怯かも(笑)。でも、綺麗事だけでは外交が務まらないのも事実ですからね。
> でもいつまでも中国にへこへこ頭を下げているのはいけないと聖徳太子は判断したのかもしれませんね。
仰るとおりだと思います。だからこその「卑怯」なんですよね。
いつもコメントありがとうございますo(^-^)o
遣隋使までくると、講座も熱が帯びてくるのじゃないかしら?
たくさんの黒田フアンができることを期待してますよ!
応援のポチ
それにしても、小野妹子も平然と涼しい顔をしているとは大した役者ですね。
よく生きてかえってこられたもんだと思います。
ああ、そういうこという人いますよねえ
という感じでしょうか(笑)
まあ、向こうも
「おいおい、誰が天子やねん!」
って返して欲しいですよね。
日本書紀も隋書も
それぞれが良いように書かれてるのでしょうから
言った言わないになるのは歴史の定めですね。
そういや、秀吉も朝鮮出兵の時
ナメたことを言って怒られませんでしたか?(笑)
応援♪
> たくさんの黒田フアンができることを期待してますよ!
確かに遣隋使は自分の得意分野のひとつですから、講座の内容にも気合が入ります。予定ではあと最低1週間は続きます…って長すぎますかね?
黒田ファンですか…。あまり意識したことはないですが、今日で3000HITを突破したことは素直に嬉しいですし、2000HITから3週間足らずで達成できたことは、皆さんの応援あればこそと感謝しております。
ご期待に応えるべく今後も頑張ります!
皆さんが触れておられるようで触れていないある「言葉」があるんですよ。それは…。
> それにしても、小野妹子も平然と涼しい顔をしているとは大した役者ですね。
>
> よく生きてかえってこられたもんだと思います。
我が国を代表する使者が大事におびえては足元を見られます。その意味でも聖徳太子の人選は正しかったのですが、実はこのあとに小野妹子ならではの「裏技」があるんですよね…。
> という感じでしょうか(笑)
> まあ、向こうも
> 「おいおい、誰が天子やねん!」
> って返して欲しいですよね。
さすらいさんが一番答えに近いですね。当時に関西風のお笑い精神があったらそう答えたかもしれません(笑)。
> 日本書紀も隋書も
> それぞれが良いように書かれてるのでしょうから
> 言った言わないになるのは歴史の定めですね。
仰るとおりです。今回の件は、中国にとって無礼な内容の文章があった、ということが中国側の歴史書に残されているということは、真実と考えて良いのかもしれませんね。
> そういや、秀吉も朝鮮出兵の時
> ナメたことを言って怒られませんでしたか?(笑)
よくご存知ですね。秀吉の件については、いずれこの講座でも取り上げたいのですが、いつの日になるのでしょうか…。
応援有難うございます!