和紙の生産も、楮(こうぞ)を主原料とした流漉(ながしすき)の技術が普及したことで全国に拡大し、紙が安価で大量に入手できるようになったことで、学問や文化の発達に貢献(こうけん)することになりました。また紙の生産地の多くは藩の専売制(せんばいせい)となり、財政を助けました。
陶磁器(とうじき)では、肥前有田(ひぜんありた)で有田焼(ありたやき、別名を伊万里焼=いまりやき)と呼ばれた磁器(じき)が佐賀藩の保護のもとで生産され、長崎貿易における輸出品になったほか、尾張(おわり)の瀬戸(せと)や美濃(みの)の多治見(たじみ)などでも生産されたことで、安価な陶磁器が量産されるようになりました。
醸造業(じょうぞうぎょう)では伏見(ふしみ)・灘(なだ)の酒や野田(のだ)・銚子(ちょうし)の醤油(しょうゆ)が有名となり、この他にも全国各地で作られた商品は、それぞれの地域に由来した特産品(とくさんひん)として重宝(ちょうほう)されました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)




いつも有難うございます。
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ぴーち こんにちは!
こうして記事を拝見させていただいていると
今でも各分野の1級ブランド商品として残されているものばかりですね^^
和紙はこのころは専売制だったんですね。
私の住んでいる県東に烏山という
ところがありますが、「烏山(からすやま)和紙」として今でも特産物として売られています。
ある小学校の校長先生が、卒業生一人一人に直筆で和紙に書き、卒業証書として毎年贈っているそうです^^素敵なアイディアだなと思いました^^
凸
なおまゆ 我が国は、この時代から技術を発展させてきたんですね。平和は技術を高め、国力を高めるんですね。徳川政権はその意味で日本の発展に寄与した素晴らしい時代に思えます。波乱がないからおもしろくないという人が多いのですが、細かく見ていくとおもしろい物ですね。
しー おぉーーーっと、ここらへんは前回のテストの範囲ではありませんかっw
ここ、日本地図書いて頑張りました…。
歪な日本になってしまいましたがorz
頑張ったのに全く出てこなかったんですけどねー。。
サクラ 西陣織は、畿内で手工業が発達した故なんですか。
普通の着物とは、やっぱり違いましたね。
生地が軽くて、涼しかったです。
畿内で手工業が発達したのには、何か理由があるのでしょうか?
重工業が、鉄を産出するところとかに限られちゃっらからですか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 そうなんですよね。江戸時代以来の伝統が、今日のブランド品を形づくっているわけです。
和紙の伝統も、ご紹介いただいた形で受け継がれていることは日本人として誇りに思います。
なおまゆさんへ
黒田裕樹 厳しい制限貿易がもたらした鎖国の状態が我が国に大きな悪影響をもたらした一方で、仰るような平和の時代が続いたことで技術や国力が高まった時代でもありました。
表裏一体とはこのことですね。
しーさんへ
黒田裕樹 日本地図を書いて全体に散らばった特産品を書き記したんですね。一番理解できる方法だと思いますよ。
今回は出なかったとしても、いずれ必ず役に立ちますよ。
私の講座も復習に活用できれば幸いです(^^ゞ
サクラさんへ
黒田裕樹 西陣織が発達した背景には応仁の乱による職人の離散がからんでいるようです。「西陣」の由来が応仁の乱の西軍の陣地だったということもありますからね。
応仁の乱で離散した職人が、乱の終結後に舞い戻った際に諸国の優れた技術も身につけたことで織物も向上して、その後の発展にもつながったとか。
こうして記事を拝見させていただいていると
今でも各分野の1級ブランド商品として残されているものばかりですね^^
和紙はこのころは専売制だったんですね。
私の住んでいる県東に烏山という
ところがありますが、「烏山(からすやま)和紙」として今でも特産物として売られています。
ある小学校の校長先生が、卒業生一人一人に直筆で和紙に書き、卒業証書として毎年贈っているそうです^^素敵なアイディアだなと思いました^^
凸
ここ、日本地図書いて頑張りました…。
歪な日本になってしまいましたがorz
頑張ったのに全く出てこなかったんですけどねー。。
普通の着物とは、やっぱり違いましたね。
生地が軽くて、涼しかったです。
畿内で手工業が発達したのには、何か理由があるのでしょうか?
重工業が、鉄を産出するところとかに限られちゃっらからですか?
和紙の伝統も、ご紹介いただいた形で受け継がれていることは日本人として誇りに思います。
表裏一体とはこのことですね。
今回は出なかったとしても、いずれ必ず役に立ちますよ。
私の講座も復習に活用できれば幸いです(^^ゞ
応仁の乱で離散した職人が、乱の終結後に舞い戻った際に諸国の優れた技術も身につけたことで織物も向上して、その後の発展にもつながったとか。