馬子からの突然の申し出にとまどった炊屋姫でしたが、馬子の野望を見抜いた彼女は、やがて自らが天皇になることを承諾しました。
炊屋姫(以下「炊」) 「分かりました。貴方の言うとおりにしましょう。但し、条件がひとつだけあります」
馬子(以下「馬」) 「何なりとおっしゃって下さい(どうせ大した条件じゃないだろう)」
炊 「厩戸皇子(うまやどのおうじ)を皇太子に選び、彼を摂政(せっしょう)とします」
馬 「!(しまった…しかし今さら「ダメです」なんて言えない…)」
こうして炊屋姫は即位して第33代の推古天皇(すいこてんのう)となられました。我が国史上初の女性天皇の誕生です。
そして、天皇の代わりに政治を行う摂政には、彼女の希望どおり厩戸皇子が就任しました。彼こそが、我が国の歴史にその名を残す「聖徳太子」(しょうとくたいし)その人なのです。



いつも有難うございます。
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ぴーち こんにちは!
推古天皇。。さすがに天皇となられる力量だけあり
聡明な女性だったのでしょうね・・。
それにしても、黒田さんの記事が、今回ドラマ仕立てになっていて、大変興味深く読ませていただくことが出来ました^^
また、お邪魔させてくださいね!
凸
名前が・・・
オバrev 炊屋姫、後の推古天皇はさすがですね。ちゃんと見抜いて・・・って見抜けますわな普通(^^;)・・・ぎりぎりの所でその対策を立てるとは。これがあったからこそ、後の大化の改新もあったんでしょうね。
史実を動かしていった人達の人間模様といいましょうか、何とも味があってなかなか面白いですね。
それにしても、馬子(馬の子供)、厩戸(馬を泊める宿)皇子、炊屋(食事を調理する所)姫って名前は、今からでもなんとかなりませんか・・・ならんわね(^^)。
もう少し高貴な名前はなかったんだろうか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 応援感謝です!(^_^)v
仰るとおり、推古天皇は男女の区別関係なく非常に聡明な人物であったと思われます。聖徳太子が思う存分我が国のために政治ができたのも、彼女の支えあってのことですから。
ドラマ仕立てはもともと好きなほうです(^^♪
今後も講座の中で度々出てくると思いますので、宜しくお願いします\(^o^)/
オバrevさんへ
黒田裕樹 おっしゃるとおり、推古天皇は馬子の腹を見抜けた可能性は高いですが、即座に実行に移せるあたりはなかなかだと思います。いずれにせよ、蘇我氏の専横を一時期でもストップさせたことにより、前例ができて大化の改新がやりやすくなったのは確かですね。
「馬子」の名前の由来は「午年生まれ」だからという説があります。また、当時は生活の安定のためにはコメなどの生産が欠かせませんから、食事に関する名前にも意味があるかもしれませんね。
厩戸皇子の名前の由来は…明日以降に紹介しますね(^^ゞ
こみー 聖徳太子の誕生(?)にはそんなことがあったんですね(^_^;)
なんか、知ってると思ってた事の裏にも何かがあるんですね。
なんかこういう教えてもらえてない事が起こってるって思うと、歴史が楽しくなりそうです(*^_^*)
ヒロキ おぉー!
推古天皇は色々と考えてたんですね(*^_^*)
馬子も聖徳太子が摂政になることは良く思ってなかったんですね!
歴史に「もし」なんて言うのもあれですが、
もし推古天皇が聖徳太子を摂政に任命してなかったらどうなっていたんですかね^^;
馬子が政権を握る??
ドラマ仕立ての講義でとても分かりやすかったです!
なるほど!
ことぶきのこめや こういう流れで、厩戸皇子が摂政のなったんですね。
昨日までの話で、あれ?っと思いましたが、すっきりしました!
やはり、この時期から日本史は格段に面白くなっていきますね☆
さすらい こんばんは。
(どうせ大した条件じゃないだろう)
と言った馬子は
そこまで考えがあさはかだったのですかね。
しかも、「今さら「ダメです」なんて言えない…)」
なんて。。。(笑)
後世の現代では
聖徳太子の方が有名なんですから皮肉ですね。
その聖徳太子ですら
不在説があるかもしれないというのですから
益々面白くなります。
続きが楽しみです。
応援♪
こみーさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、表舞台に出てくる歴史には、我々の普段知らない裏事情が必ずといっていいほど存在します。それを知らなくても(というより知らないほうが)「受験勉強の日本史」としては成立しますが、長い人生の将来のためには、知っておくことに越したことはありません。
この講座では今後もこういうスタンスで進めていきますので、宜しくお願いします。
ヒロキさんへ
黒田裕樹 馬子にとっては天皇という「(馬子には表向きの)最高権力者」にはさせたくなかったので、まわり道をしたつもりが、何の役にも立たなかった…。まさに歴史の皮肉です。
聖徳太子がいなければ、推古天皇は下手をすると馬子の言いなりになっていたかもしれません。一度天皇を暗殺している馬子の野望がさらに強くなると…。我が国の歴史は大きく変わっていた可能性が高いですね。
「ドラマ仕立て」は今後の講義でも出てくると思いますよ、お楽しみに!(^_^)v
ことぶきのこめやさんへ
黒田裕樹 一人の人間が表舞台に立つまでの短い時間の間にも、様々な人間ドラマが隠されています。現実の世界でも結構ありますよね?
スッキリしていただけてよかったです。聖徳太子あたりから、よく知られた有名人が次々と登場しますから、仰るとおり日本史は格段に面白くなります。やはり「人が歴史をつくっている」んですよね。
さすらいさんへ
黒田裕樹 応援有難うございます♪
馬子の考えが甘かったのは、いうならば「策士、策におぼれる」と言ったところでしょうか。有能な人物ほど、何気ない落とし穴にはまってしまう可能性がありますよね。
「聖徳太子不在説」。来ましたね(ニヤリ)。明日の講座をお楽しみに!
えめる 聡明すぎる切れものは、遠ざけられる、なんてね。
上手く利用できる方法を考えたものですニャ。
歴史の世界も、人間ドラマですね。
とても面白かったです。ありがとう。
えめるさんへ
黒田裕樹 「利用しようとする」人間にとって、利用できない相手ほど嫌なことはありません。
逆に推古天皇のように、自身のお立場をしっかりと理解されたほうが、かえって何でもできるんです。
また、そんなよくできた天皇が自身の「最大の理解者」であったことが、聖徳太子にとっては「幸運」だったのかもしれませんね。まさしく「人間ドラマ」の世界です!
> とても面白かったです。ありがとう。
とんでもないですニャ(笑)。次回以降も是非お越し下さいニャ。
こんな授業なら・・・
h.hamauzu こんばんは!
う~ん。楽しい授業になってきましたね!
聖徳太子の来歴なんて、当方、まったく
知りませんでした。
馬「!」
わははは!楽しいです♪
h.hamauzuさんへ
黒田裕樹 > う~ん。楽しい授業になってきましたね!
光栄です(^^♪
教師時代には、プロの方からすれば稚拙(ちせつ)だとは思いますが、それぞれの配役の声色を使い分けて、実際にこういう授業をやっていました。
> 聖徳太子の来歴なんて、当方、まったく知りませんでした。
実際に教えられていませんから、仕方がないことかもしれませんね。聖徳太子が摂政になった本当の理由が分からないと、この時代の大きな流れがつかめないのですが…。
> 馬「!」
>
> わははは!楽しいです♪
有難うございます\(^o^)/
他の方のコメ返にも書きましたが、このような場面は今後も出てきますので、宜しくお願いしますね。
はじめまして
sisi ブログ村投票しました。
聖徳太子の親族の細かさが楽しいですね。
私もブログ村ありの新感覚の歴史人物をやっています、良かったら見てください、
sisiさんへ
黒田裕樹 ご訪問だけでなく、コメントから投票までして下さり、有難うございます!
貴ブログにお邪魔しましたが、非常に個性的ですね。違った感覚で楽しめそうです。
今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m
推古天皇。。さすがに天皇となられる力量だけあり
聡明な女性だったのでしょうね・・。
それにしても、黒田さんの記事が、今回ドラマ仕立てになっていて、大変興味深く読ませていただくことが出来ました^^
また、お邪魔させてくださいね!
凸
史実を動かしていった人達の人間模様といいましょうか、何とも味があってなかなか面白いですね。
それにしても、馬子(馬の子供)、厩戸(馬を泊める宿)皇子、炊屋(食事を調理する所)姫って名前は、今からでもなんとかなりませんか・・・ならんわね(^^)。
もう少し高貴な名前はなかったんだろうか?
仰るとおり、推古天皇は男女の区別関係なく非常に聡明な人物であったと思われます。聖徳太子が思う存分我が国のために政治ができたのも、彼女の支えあってのことですから。
ドラマ仕立てはもともと好きなほうです(^^♪
今後も講座の中で度々出てくると思いますので、宜しくお願いします\(^o^)/
「馬子」の名前の由来は「午年生まれ」だからという説があります。また、当時は生活の安定のためにはコメなどの生産が欠かせませんから、食事に関する名前にも意味があるかもしれませんね。
厩戸皇子の名前の由来は…明日以降に紹介しますね(^^ゞ
なんか、知ってると思ってた事の裏にも何かがあるんですね。
なんかこういう教えてもらえてない事が起こってるって思うと、歴史が楽しくなりそうです(*^_^*)
推古天皇は色々と考えてたんですね(*^_^*)
馬子も聖徳太子が摂政になることは良く思ってなかったんですね!
歴史に「もし」なんて言うのもあれですが、
もし推古天皇が聖徳太子を摂政に任命してなかったらどうなっていたんですかね^^;
馬子が政権を握る??
ドラマ仕立ての講義でとても分かりやすかったです!
昨日までの話で、あれ?っと思いましたが、すっきりしました!
やはり、この時期から日本史は格段に面白くなっていきますね☆
(どうせ大した条件じゃないだろう)
と言った馬子は
そこまで考えがあさはかだったのですかね。
しかも、「今さら「ダメです」なんて言えない…)」
なんて。。。(笑)
後世の現代では
聖徳太子の方が有名なんですから皮肉ですね。
その聖徳太子ですら
不在説があるかもしれないというのですから
益々面白くなります。
続きが楽しみです。
応援♪
この講座では今後もこういうスタンスで進めていきますので、宜しくお願いします。
聖徳太子がいなければ、推古天皇は下手をすると馬子の言いなりになっていたかもしれません。一度天皇を暗殺している馬子の野望がさらに強くなると…。我が国の歴史は大きく変わっていた可能性が高いですね。
「ドラマ仕立て」は今後の講義でも出てくると思いますよ、お楽しみに!(^_^)v
スッキリしていただけてよかったです。聖徳太子あたりから、よく知られた有名人が次々と登場しますから、仰るとおり日本史は格段に面白くなります。やはり「人が歴史をつくっている」んですよね。
馬子の考えが甘かったのは、いうならば「策士、策におぼれる」と言ったところでしょうか。有能な人物ほど、何気ない落とし穴にはまってしまう可能性がありますよね。
「聖徳太子不在説」。来ましたね(ニヤリ)。明日の講座をお楽しみに!
上手く利用できる方法を考えたものですニャ。
歴史の世界も、人間ドラマですね。
とても面白かったです。ありがとう。
逆に推古天皇のように、自身のお立場をしっかりと理解されたほうが、かえって何でもできるんです。
また、そんなよくできた天皇が自身の「最大の理解者」であったことが、聖徳太子にとっては「幸運」だったのかもしれませんね。まさしく「人間ドラマ」の世界です!
> とても面白かったです。ありがとう。
とんでもないですニャ(笑)。次回以降も是非お越し下さいニャ。
う~ん。楽しい授業になってきましたね!
聖徳太子の来歴なんて、当方、まったく
知りませんでした。
馬「!」
わははは!楽しいです♪
光栄です(^^♪
教師時代には、プロの方からすれば稚拙(ちせつ)だとは思いますが、それぞれの配役の声色を使い分けて、実際にこういう授業をやっていました。
> 聖徳太子の来歴なんて、当方、まったく知りませんでした。
実際に教えられていませんから、仕方がないことかもしれませんね。聖徳太子が摂政になった本当の理由が分からないと、この時代の大きな流れがつかめないのですが…。
> 馬「!」
>
> わははは!楽しいです♪
有難うございます\(^o^)/
他の方のコメ返にも書きましたが、このような場面は今後も出てきますので、宜しくお願いしますね。
聖徳太子の親族の細かさが楽しいですね。
私もブログ村ありの新感覚の歴史人物をやっています、良かったら見てください、
貴ブログにお邪魔しましたが、非常に個性的ですね。違った感覚で楽しめそうです。
今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m