春にその年の豊作を祈る祈年祭(としごいのまつり)や、秋に一年の収穫を感謝する新嘗祭(にいなめのまつり)は特に重要な行事であり、この頃に流入した外来文化とも融合(ゆうごう)して、我が国独自の伝統文化が形成されていきました。
尚、祈年祭や新嘗祭は、皇室の重要儀式として現代においても行われています。また、新嘗祭は明治以後は大祭日となり、現在でも「勤労感謝の日」という名の国民の祝日として残っています。
当時の人々は、海や山などの自然に神が宿ると信じて自然神を祀(まつ)ったり、祖先の神を祀るための社(やしろ)をつくったりしました。また、心身の汚(けが)れをはらい、災いから免れるために清らかな水に入って体をすすぐ禊(みぞぎ)や祓(はらい)を行い、鹿の骨を焼いて吉凶を占う太占(ふとまに)も行われました。
さらには、裁判において熱湯の中に手を入れさせ、手がただれるかどうかで真偽(しんぎ)を判断するという神判(しんぱん)の盟神探湯(くかたち)も行われました。




いつも有難うございます。
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ヒロキ 祈年祭と新嘗祭は現在でも行ってるんですか!?
名前は知っていたのですが、実際に見たことないので興味あります(*^_^*)
この頃は呪術的な占いが多いですね。
ケンシロウ こんにちは。
盟神探湯(くかたち)って初めて聞きますが
こんな時代から訳の分からん宗教団体のようなことを
やっていたのですね。
ヒロキ様
黒田裕樹 祈年祭も新嘗祭も皇室の儀式なので、残念ながら私も実際に目にしたことはありません。
占いが多いのは、呪術的な力で政治を行っていた名残でしょう。政治のことを現在でも「まつりごと」といいますし。
新嘗祭は現在では11月23日に行われています。追記しましたので、また是非ご覧下さい。
ケンシロウ様
黒田裕樹 古代には科学という概念がなく、呪術的な力がすべてを支配していましたから、現代においては仰るとおり「訳の分からん宗教団体」しかやらないことをやっていたんですね。
ちなみに時代は下って、足利義教や織田信長も似たようなことをやっています。
さすらい こんばんは。
まだまだ人間的に発展途上
だったんですね。
まあ、現代でも人間なんて未完成ですが
「熱湯の中に手を入れさせ」
はキツイですね。
せめて熱湯風呂で笑わせて欲しいです(笑)
応援♪
さすらい様
黒田裕樹 「熱湯風呂」とはいいですね~(笑)
もっとも、TVでは演出だけで、実際には違うらしいですが…。
科学の力が証明されていない時代だったですから、人間の限界を超えることを平気で行っていたのかもしれませんね。
有難うございます!
くかたち・・・
h.hamauzu おはようございます。
くかたち・・・こんな字だったんですね。
学生時分より恐ろしいとは思ってましたが・・・
私は肌が弱いので、有罪確定ですw
おはようございます。
スズメちゃん 祈年祭や新嘗祭など、皇室の行事として耳にしたことがありますが、
この時代から続いていたのですね!
それが、勤労感謝の日として残っているなんて・・・
歴史を知るって、面白いですね。
残念ですね
オバrev 歴史講座の延期は残念ですね。早くこの騒動が収束してくれることを願ってます。
なるほど、新嘗祭が勤労感謝の日の元だったんですね。
この自然神を敬うというのは、縄文時代のアメニズムから続いていて、日本人のDNAとして刻まれているんじゃないかと思います。
h.hamauzu様
黒田裕樹 盟神探湯は確かに恐ろしいですよね。
肌の強弱に関係なく、ただれない人はいないと思いますが…。
あるいは勇気を試していたのかもしれませんね。
コメント有難うございます!
スズメちゃん様
黒田裕樹 昔なら当然のごとく知っていた事実も、第二次大戦をはさんで忘れ去られた記憶が結構あるものです。
新嘗祭の本当の意味を知っていれば、勤労感謝の日とのつながりもすぐに分かると思うのですが…。
> 歴史を知るって、面白いですね。
有難うございます。カウンターもお蔭様で2000を越えましたし、講座を開いて本当に良かったと思っております。
オバrev様
黒田裕樹 一ヶ月経てば何とか収束してくれると信じておりますが…。何だか北の方からもうひとつの心配事が起きてきたような気がします。
仰るとおり、縄文のアニミズムからずっと続いてきたDNAが、自然神を敬うというひとつの大きな結果を生んだと思いますし、それが現代も続いているところに、悠久の歴史の流れを感じますね。
名前は知っていたのですが、実際に見たことないので興味あります(*^_^*)
この頃は呪術的な占いが多いですね。
盟神探湯(くかたち)って初めて聞きますが
こんな時代から訳の分からん宗教団体のようなことを
やっていたのですね。
占いが多いのは、呪術的な力で政治を行っていた名残でしょう。政治のことを現在でも「まつりごと」といいますし。
新嘗祭は現在では11月23日に行われています。追記しましたので、また是非ご覧下さい。
ちなみに時代は下って、足利義教や織田信長も似たようなことをやっています。
まだまだ人間的に発展途上
だったんですね。
まあ、現代でも人間なんて未完成ですが
「熱湯の中に手を入れさせ」
はキツイですね。
せめて熱湯風呂で笑わせて欲しいです(笑)
応援♪
もっとも、TVでは演出だけで、実際には違うらしいですが…。
科学の力が証明されていない時代だったですから、人間の限界を超えることを平気で行っていたのかもしれませんね。
有難うございます!
くかたち・・・こんな字だったんですね。
学生時分より恐ろしいとは思ってましたが・・・
私は肌が弱いので、有罪確定ですw
この時代から続いていたのですね!
それが、勤労感謝の日として残っているなんて・・・
歴史を知るって、面白いですね。
なるほど、新嘗祭が勤労感謝の日の元だったんですね。
この自然神を敬うというのは、縄文時代のアメニズムから続いていて、日本人のDNAとして刻まれているんじゃないかと思います。
肌の強弱に関係なく、ただれない人はいないと思いますが…。
あるいは勇気を試していたのかもしれませんね。
コメント有難うございます!
新嘗祭の本当の意味を知っていれば、勤労感謝の日とのつながりもすぐに分かると思うのですが…。
> 歴史を知るって、面白いですね。
有難うございます。カウンターもお蔭様で2000を越えましたし、講座を開いて本当に良かったと思っております。
仰るとおり、縄文のアニミズムからずっと続いてきたDNAが、自然神を敬うというひとつの大きな結果を生んだと思いますし、それが現代も続いているところに、悠久の歴史の流れを感じますね。