終戦後、我が国では戦争に対する責任問題が次第に叫(さけ)ばれるようになりましたが、最大の責任者として昭和天皇の名を挙(あ)げる人々も少なくありません。しかし、これは本当のことなのでしょうか?
この当時に我が国で施行(しこう)されていた大日本帝国憲法(だいにっぽんていこくけんぽう、別名を明治憲法=めいじけんぽう)では立憲君主制(りっけんくんしゅせい)が標榜(ひょうぼう、主義や主張などをはっきりと示すこと)されており、第二次世界大戦への参戦においても、実は内閣が決議したことを昭和天皇が事務的に承認されただけでした。
こうした歴史的事実からすれば、昭和天皇ご自身に政治的な戦争責任があるとは断定できないのが現実でしょう。しかし、政治的や手続的な問題とは関係なく、昭和天皇は戦争に対する道義的な責任をずっと感じておられていました。だからこそ、我が国は憲法の概念(がいねん)を超越(ちょうえつ)した天皇陛下(てんのうへいか)のご聖断(せいだん)によって、戦争を終わらせることができたのです。
今回の講座では、昭和天皇のご誕生からご即位による「昭和時代」の始まり、そして激動のうねりの中においても、ただただ世界の平和を祈念され、一日も早く戦争を終わらせることに生命を賭(と)して取り組まれた昭和天皇のお姿を中心に、終戦期までの大きな歴史の流れを振(ふ)り返ってみたいと思います。




いつも有難うございます。
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ボス。 今年も勉強させていただきます。
どうぞヨロシク


ボス。さんへ
黒田裕樹 > 今年も勉強させていただきます。
> どうぞヨロシク


明けましておめでとうございます。
いつも楽しい記事を有難うございます。
今年もよろしくお願いします。
明けましておめでとうございます。
晴雨堂ミカエル 正月早々、社民党や共産党が怒りだす内容ですな。いや、軽蔑と憐れみを投げかけられるか。
今日、連れ合いと初詣に行ってきました。毎年、神社の前では参拝客に向かって布教活動をするキリスト教信徒がいます。
布教といえば聞こえが良いが、台詞をよく聞けば八百万の神様の否定です。謙虚さのかけらもない。他宗教否定は国際法違反だと思うが。
もし昭和天皇に戦争責任があるのなら、キリスト教信徒にはローマ時代から一貫して行った他宗教弾圧虐殺粛清、十字軍や大航海時代の地球規模に渡って展開した侵略行為、近年でもナチスへの加担などの重大な罪があります。
少なくとも日本のキリスト教信徒の市民派は、皇室批判する資格はありませんし、したいのなら先にバチカン解体を目指すべきでしょう。
ぴーち こんばんは!
私も昭和天皇は、当時の内閣に勝手に祭り上げられたものと感じておりました。
国民を絶対なる求心力でまとめるには、天皇の存在以外ありませんから、その力を利用されてしまったという点では、昭和天皇は戦争の一番の被害者でもありますね。
(言い方が悪くて申し訳ありませんが^^;)
それでは、応援凸
mochimochi 晴雨堂ミカエル様
勝手に返答してすみませんが。。。
キリスト教信者は無責任者の集まりだと思います。
なんでもかんでもキリストの名を借りていろいろしてきました。
アメリカ人キリスト信者はその最悪たる者です。
そのアメリカ人に影響を受けてる日本人キリスト者はそれ以下です。
実際、日曜日の説教で天皇制廃止を唱えています。
外国人参政権を支持しています。
クリスチャン特有の優越感に浸っています。
でも、少し良いことは外国の人達が一神教に嫌気がさしてることです。
そして、カトリックの中でも変化が着実に起こっています。多神教に変化しつつあります。
私は日本が古来から多神教であることをとても感謝しています。
mochimochi 明治憲法というのは、西洋が驚くほど大変良くできた憲法であったと聞いたことがあります。多分西洋以外で初めてできた憲法ではないですか?
そして、戦争の件ですが、結果的にこれは防御戦争だったと聞いたことあります。客観的に見ても国を守るために始めたとのことです。
くやしいのは、海外では日本はドイツと同等に扱われるのが定説です。
でも一部の頭のいい人だけ真実を知ってるみたいです。
どうやったら早く誤解が解けるのでしょうかね?
これが解ければ日本は外国からの圧力に負けない国になれると思うのですが。
黒田裕樹さん
風早 りら 昭和天皇は戦争に対する道義的な責任をずっと感じていられたことは私にもよく理解出来ます
長い年月かけて全国を廻られたようですね
また先生から詳しくお話伺いたいと思います
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 明けましておめでとうございます。
仰るとおり、世界の宗教には様々な功罪があると思います。問題はそれらを認識したうえで、なおかつ我が国の風土に合ったかたちで布教活動を行うことができるか、ということですね(実際にそういうキリスト教信者の方もおられます)。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 私も昭和天皇は、当時の内閣に勝手に祭り上げられたものと感じておりました。
> 国民を絶対なる求心力でまとめるには、天皇の存在以外ありませんから、その力を利用されてしまったという点では、昭和天皇は戦争の一番の被害者でもありますね。
> (言い方が悪くて申し訳ありませんが^^;)
仰るような側面があったことは疑いないですね。
だからこそ、昭和天皇はご自身のお立場で可能な限りのことをなさったのです。そこには被害者としての側面はあっても、加害者でないことは明白ですね。
mochimochiさんへ
黒田裕樹 「キリストの名のもとに」。確かに常套手段ですね。
大航海時代には世界の大陸で大虐殺が平然と行われていましたし。
一神教はもともと我が国の風土に合っていませんからね。
カトリックが我が国で生き延びるためにも、多神教へと変化するのは良いことだと思います。
mochimochiさんへ その2
黒田裕樹 仰るとおり、明治憲法は白色人種以外が初めて作った憲法です。
その内容も実に民主的であり、日本国憲法と比べても何ら遜色はありません。
ただ、学校でそのように教えられていないのが残念ですが。
先の戦争に関しては様々な意見があるのは承知しております。
今回の講座では戦争の是非に関しては詳しくは述べませんが、いずれは明らかにしたいと考えております。
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 昭和天皇は戦争に対する道義的な責任をずっと感じていられたことは私にもよく理解出来ます
陛下の責任感のお強さに関しては、今回の講座の後半部分で明らかにします。
> 長い年月かけて全国を廻られたようですね
> また先生から詳しくお話伺いたいと思います
ご巡幸のお話ですね。
後篇で詳しく紹介する予定ですので、しばらくお待ち下さい。
mochimochi いつも丁寧に返答してくださってありがとうございます。
戦争を始めた理由の一つでよく内閣が天皇を祭り上げたというのがありますが、これは100パーセント正解じゃないですよね?
私はその時代の世界情勢をよく調べなければならないと思います。
去年の年末に”坂の上の雲”を少しだけ見ました。
ある場面で、日露戦争を始めるにあたって天皇は戦争を避けようとしていたといってました。理由は、天皇は歴史的に軍事を嫌がる傾向にあるとのことでした。多分戦争を卑しいことだと感じてたのではないでしょうか。
でも内閣は、ロシアがものすごく卑劣な国で弱みを出したら日本が占領されるから戦争を決心したのだと思います。
私の説が正しいという証拠はありませんが。。。
個人的に、日本は戦争をして良かったと思います。
20世紀前半の戦争は起こるべきして起こったし、それに参加して自国のために戦ったというのは誇らしいことだと思います。
自国のために戦った全ての人に言えると思います。
少し違うと思いますが、こういうのを登竜門というのでしょうか。
長くなって申し訳ありませんがもう一つだけ言わせてください。
以前何かの本で、日本は古代、中世、近代というように完璧に成長してきたということを読みました。
地味ですが、なかなか他国ではできないことだと思います。
その本では、中国では中世が抜けていると指摘していました。封建社会が確立されなかったみたいです。だから21世紀になってもある意味原始的な社会なのかなと思わされます。
それにしても西洋人の中国褒めはすごいですよね。どうやったら目を覚ますのでしょうか。。。
長々とすみませんでした。。。
mochimochiさんへ その3
黒田裕樹 仰るとおり戦争の理由には複雑なものがあり、内閣が天皇を祭り上げたくらいで始められるわけがありません。
当時の情勢も複雑であり、一筋縄ではいかないですね。
明治天皇は世界の平和を常に祈られておられましたから、結果として我が国から戦争の引き金を引く格好になったことは好ましく思われていなかった可能性は高いですね。しかし、だからと言って相手国のなすがままで無事で済むわけにもいかないのが外交の難しいところです。
登竜門の由来は中国の故事ですが、乗り越えることの難しさは仰るとおりかもしれませんね。
世界には様々な国の興亡がありますが、共通して言えるのは相手国に従うのが自国の国益にかなうのであれば、そのとおりにするということです。しかし、いつまでも同じ関係が続くはずがありません(もちろん日米関係にも言えることですが)。
mochimochiさんのご意見は、こちらも大いに参考にさせていただいておりますよ。
どうぞヨロシク


> どうぞヨロシク


明けましておめでとうございます。
いつも楽しい記事を有難うございます。
今年もよろしくお願いします。
今日、連れ合いと初詣に行ってきました。毎年、神社の前では参拝客に向かって布教活動をするキリスト教信徒がいます。
布教といえば聞こえが良いが、台詞をよく聞けば八百万の神様の否定です。謙虚さのかけらもない。他宗教否定は国際法違反だと思うが。
もし昭和天皇に戦争責任があるのなら、キリスト教信徒にはローマ時代から一貫して行った他宗教弾圧虐殺粛清、十字軍や大航海時代の地球規模に渡って展開した侵略行為、近年でもナチスへの加担などの重大な罪があります。
少なくとも日本のキリスト教信徒の市民派は、皇室批判する資格はありませんし、したいのなら先にバチカン解体を目指すべきでしょう。
私も昭和天皇は、当時の内閣に勝手に祭り上げられたものと感じておりました。
国民を絶対なる求心力でまとめるには、天皇の存在以外ありませんから、その力を利用されてしまったという点では、昭和天皇は戦争の一番の被害者でもありますね。
(言い方が悪くて申し訳ありませんが^^;)
それでは、応援凸
勝手に返答してすみませんが。。。
キリスト教信者は無責任者の集まりだと思います。
なんでもかんでもキリストの名を借りていろいろしてきました。
アメリカ人キリスト信者はその最悪たる者です。
そのアメリカ人に影響を受けてる日本人キリスト者はそれ以下です。
実際、日曜日の説教で天皇制廃止を唱えています。
外国人参政権を支持しています。
クリスチャン特有の優越感に浸っています。
でも、少し良いことは外国の人達が一神教に嫌気がさしてることです。
そして、カトリックの中でも変化が着実に起こっています。多神教に変化しつつあります。
私は日本が古来から多神教であることをとても感謝しています。
そして、戦争の件ですが、結果的にこれは防御戦争だったと聞いたことあります。客観的に見ても国を守るために始めたとのことです。
くやしいのは、海外では日本はドイツと同等に扱われるのが定説です。
でも一部の頭のいい人だけ真実を知ってるみたいです。
どうやったら早く誤解が解けるのでしょうかね?
これが解ければ日本は外国からの圧力に負けない国になれると思うのですが。
長い年月かけて全国を廻られたようですね
また先生から詳しくお話伺いたいと思います
仰るとおり、世界の宗教には様々な功罪があると思います。問題はそれらを認識したうえで、なおかつ我が国の風土に合ったかたちで布教活動を行うことができるか、ということですね(実際にそういうキリスト教信者の方もおられます)。
> 国民を絶対なる求心力でまとめるには、天皇の存在以外ありませんから、その力を利用されてしまったという点では、昭和天皇は戦争の一番の被害者でもありますね。
> (言い方が悪くて申し訳ありませんが^^;)
仰るような側面があったことは疑いないですね。
だからこそ、昭和天皇はご自身のお立場で可能な限りのことをなさったのです。そこには被害者としての側面はあっても、加害者でないことは明白ですね。
大航海時代には世界の大陸で大虐殺が平然と行われていましたし。
一神教はもともと我が国の風土に合っていませんからね。
カトリックが我が国で生き延びるためにも、多神教へと変化するのは良いことだと思います。
その内容も実に民主的であり、日本国憲法と比べても何ら遜色はありません。
ただ、学校でそのように教えられていないのが残念ですが。
先の戦争に関しては様々な意見があるのは承知しております。
今回の講座では戦争の是非に関しては詳しくは述べませんが、いずれは明らかにしたいと考えております。
陛下の責任感のお強さに関しては、今回の講座の後半部分で明らかにします。
> 長い年月かけて全国を廻られたようですね
> また先生から詳しくお話伺いたいと思います
ご巡幸のお話ですね。
後篇で詳しく紹介する予定ですので、しばらくお待ち下さい。
戦争を始めた理由の一つでよく内閣が天皇を祭り上げたというのがありますが、これは100パーセント正解じゃないですよね?
私はその時代の世界情勢をよく調べなければならないと思います。
去年の年末に”坂の上の雲”を少しだけ見ました。
ある場面で、日露戦争を始めるにあたって天皇は戦争を避けようとしていたといってました。理由は、天皇は歴史的に軍事を嫌がる傾向にあるとのことでした。多分戦争を卑しいことだと感じてたのではないでしょうか。
でも内閣は、ロシアがものすごく卑劣な国で弱みを出したら日本が占領されるから戦争を決心したのだと思います。
私の説が正しいという証拠はありませんが。。。
個人的に、日本は戦争をして良かったと思います。
20世紀前半の戦争は起こるべきして起こったし、それに参加して自国のために戦ったというのは誇らしいことだと思います。
自国のために戦った全ての人に言えると思います。
少し違うと思いますが、こういうのを登竜門というのでしょうか。
長くなって申し訳ありませんがもう一つだけ言わせてください。
以前何かの本で、日本は古代、中世、近代というように完璧に成長してきたということを読みました。
地味ですが、なかなか他国ではできないことだと思います。
その本では、中国では中世が抜けていると指摘していました。封建社会が確立されなかったみたいです。だから21世紀になってもある意味原始的な社会なのかなと思わされます。
それにしても西洋人の中国褒めはすごいですよね。どうやったら目を覚ますのでしょうか。。。
長々とすみませんでした。。。
当時の情勢も複雑であり、一筋縄ではいかないですね。
明治天皇は世界の平和を常に祈られておられましたから、結果として我が国から戦争の引き金を引く格好になったことは好ましく思われていなかった可能性は高いですね。しかし、だからと言って相手国のなすがままで無事で済むわけにもいかないのが外交の難しいところです。
登竜門の由来は中国の故事ですが、乗り越えることの難しさは仰るとおりかもしれませんね。
世界には様々な国の興亡がありますが、共通して言えるのは相手国に従うのが自国の国益にかなうのであれば、そのとおりにするということです。しかし、いつまでも同じ関係が続くはずがありません(もちろん日米関係にも言えることですが)。
mochimochiさんのご意見は、こちらも大いに参考にさせていただいておりますよ。