松陰の試みは結果として失敗に終わり、自首した後に郷里(きょうり)の萩に送られた松陰は、やがて松下村塾(しょうかそんじゅく)を開いて地元の武士や町人など、身分にかかわらず多くの塾生に対して教えました。
しかし、幕府の大老(たいろう)であった井伊直弼(いいなおすけ)による安政の大獄(あんせいのたいごく)が始まると、松陰も幕府によって捕(とら)えられ、1859年に処刑されました。なお、彼の辞世(じせい、死に際して読む短歌や俳句などのこと)は以下のとおりです。
「身はたとひ 武蔵の野辺に朽(く)ちぬとも 留(とど)め置かまし 大和魂(やまとだましい)」
松陰の身体は文字どおり刑場の露(つゆ)と消えましたが、その精神は塾生たちによって受け継がれ、長州藩における討幕の機運を高めることになったのでした。
(※下記の映像ですが、誤りがございます。吉田松陰の字は、正しくは「松陰」です。講義中に「松陰」と「松蔭」とを混同してしまったがゆえのミスでした。 謹んでお詫びのうえ、訂正いたします。)




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
井伊直弼が益々悪人に思えてくるエピソードですね(^^A
前回、「桜田門外の変」という映画を鑑賞した後ですので、憎悪さえ覚えてしまいそうです^^;
ところでまたまた脱線話で恐縮ですが
、尾形大作さんが歌った「吉田松陰」という歌が
ありましたね!
しかも作詞は先日他界された星野哲郎さんです。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND578/index.html
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 井伊直弼が益々悪人に思えてくるエピソードですね(^^A
> 前回、「桜田門外の変」という映画を鑑賞した後ですので、憎悪さえ覚えてしまいそうです^^;
井伊直弼には直弼なりの考えもあったのですが、確かにこれはやり過ぎですね。
講座の後半で詳しく検証してみたいと思います。
> ところでまたまた脱線話で恐縮ですが
> 、尾形大作さんが歌った「吉田松陰」という歌が
> ありましたね!
> しかも作詞は先日他界された星野哲郎さんです。
> http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND578/index.html
吉田松陰ほどの人物ですから、やはり歌謡にも残されているんですね(^^♪
- 松下村塾は近いので行ってみたことがありますが、こぢんまりとした一軒家でした。
いくら幕府に恨みを持っていた毛利の土地だったとは言え、あれほどの人材を輩出させた吉田松陰の力は凄いと思います。
一体松陰のどういう人間性、カリスマ性、教えがそうさせたんでしょうかね?
オバrev(?)さんへ
黒田裕樹 ホストが同じなので、たぶんオバrevさんだと思うのですが…(^^ゞ
> 松下村塾は近いので行ってみたことがありますが、こぢんまりとした一軒家でした。
> いくら幕府に恨みを持っていた毛利の土地だったとは言え、あれほどの人材を輩出させた吉田松陰の力は凄いと思います。
> 一体松陰のどういう人間性、カリスマ性、教えがそうさせたんでしょうかね?
吉田松陰は時代に選ばれ、時代によって若い命を散らしましたね。幕末という激動の時代だからこそ輝いたのだと思います。
松下村塾は本当に狭いんですよね。でもあの塾から我が国の歴史を変える志士が次々と誕生する…。まさに奇跡ですよね。
カリスマ性は確かにあったと思いますよ。あの高杉晋作が慕っていたんですからね(^^ゞ
失礼しました(^^ゞ
オバrev あ"~!何とHN抜けてました(^0^;)
と言うことは、○○さんや○○さんへのコメントもHN抜けていたな~ (ノд`)アチャー
それにしても松下村塾の塾生にとって松陰との出会いは、人生邂逅と言う言葉がピッタリですね。実に羨ましいです。
オバrevさんへ その2
黒田裕樹 > あ"~!何とHN抜けてました(^0^;)
> と言うことは、○○さんや○○さんへのコメントもHN抜けていたな~ (ノд`)アチャー
どうぞお気になさらずに(^^♪
> それにしても松下村塾の塾生にとって松陰との出会いは、人生邂逅と言う言葉がピッタリですね。実に羨ましいです。
普通の人間が一生かかっても経験できない邂逅ですよね。まさに運命といえるでしょう。
吉田松陰の年齢。
晴雨堂ミカエル 時代劇では40代の俳優が演じる事が多い松陰ですが、松下村塾で活躍していた頃はまだ二十歳代後半の若造です。だいいち外国へ密航しようなどと冒険を考えるのは「若者」である証拠です。
黒田氏も「若い頃から学問に励んでいた」と表現されているところから、年齢をご存知でも松陰が「若者」というのは感覚的に違和感をお持ちのようですね。私なら「幼少の頃から」としますが。
時代劇や肖像画からの固定概念は根強い。
当時の平均寿命が短いからといって、当時の30前後が現代の40・50に相当するかのように誤解錯覚する事が多いですが、見た目の老け方はさほど現代とは変わりません。
ただ、乳幼児と初老(40歳)以降の死亡率が現代人より多く、今なら通院治療で治る病気や怪我でも死亡する事があったでしょうから、私たちより「人生の制限時間」を身近に感じていたでしょうけど。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 > 時代劇では40代の俳優が演じる事が多い松陰ですが、松下村塾で活躍していた頃はまだ二十歳代後半の若造です。だいいち外国へ密航しようなどと冒険を考えるのは「若者」である証拠です。
> 黒田氏も「若い頃から学問に励んでいた」と表現されているところから、年齢をご存知でも松陰が「若者」というのは感覚的に違和感をお持ちのようですね。私なら「幼少の頃から」としますが。
> 時代劇や肖像画からの固定概念は根強い。
松陰だけでなく、幕末の志士には確かに若者が多いですね。
ただ、現代の感覚における若者とは一味違うような気がします。
現代のように様々な理由で守られているのではなく、毎日が命がけの日々でしたから、人間の出来が違いますね。
松陰の肖像画は処刑前のものと伝えられてますが、筆舌に尽くしがたい実体験が、三十路前でありながら彼を老成させたのかもしれません。
> 当時の平均寿命が短いからといって、当時の30前後が現代の40・50に相当するかのように誤解錯覚する事が多いですが、見た目の老け方はさほど現代とは変わりません。
> ただ、乳幼児と初老(40歳)以降の死亡率が現代人より多く、今なら通院治療で治る病気や怪我でも死亡する事があったでしょうから、私たちより「人生の制限時間」を身近に感じていたでしょうけど。
寿命の短さや、いつ死ぬかもしれないという恐怖感が、当時の人々を突き動かしたのかもしれませんね。
いずれにせよ、現代の感覚で歴史を見ないようにくれぐれも注意しなければいけません。
お言葉有難うございます。
なぜか、長州モノが少ないような気が。。
青田です。 黒田先生
青田です。
大河ドラマでも、長州を主人公にしたものは
非常に少なく、あまり、人気がありません。
(マスコミの意図的なモノも感じますが)
私の記憶では、『花神』『花燃ゆ』くらいです。
私は、日本の歴史的な役割という観点では
非常に大きいのに、幕末モノでも、『坂本龍馬』『勝海舟』『西郷隆盛』などは多いです。
これは、私の憶測(独り言)ですが、明治以降は、陸軍は、長州閥、海軍は、薩摩閥。
でした。
陸軍=悪というイメージで、東京裁判で、裁かれました。
そう考えると
悪=陸軍=長州
というイメージで、マスコミもあまり、イイ印象を持ってないから、大河ドラマなどでも、
あまり、取り上げられないではと考えてしまいます。
乃木将軍(長州)は、愚かな司令官のように描かれます。
私個人は、ボロボロになりながら、教育の力で、多くの優秀な人材を輩出した幕末長州は、大好きです。
ちなみに、
来年の大河ドラマは、『真田幸村』で
日本人の『真田幸村』人気は尋常ではありません。
籠城戦のスペシャリストという点では、たしかに優れていますが、
ビジョン、戦略という点では、あまり、評価しません。
青田さんへ
黒田裕樹 なるほど、そういう一面もありますよね。
戦略やビジョンよりも、判官贔屓という概念が強い印象もありますが…。
時代を変えるのに必要な人材
青田です。 黒田先生
青田です。
昔、某国営放送の「花神」のナレーションで
時代を変革するには、3つの時代を辿る
① 思想家・教育者の時代。(吉田松陰・藤田東湖など)
② 改革者の時代。(高杉晋作、坂本龍馬の時代)
③ 技術者の時代。(大村益次郎、佐賀藩の時代)
と語っていました。
成熟期の大正・昭和・平成は
④ 官僚の時代。
になっていますね。
それを変革しようと大〇市の
「維〇の党」は、変革者になろうと暴走していますが、
①の思想の時代の時(某政党と一緒だった時)に学んでないことが、原因だった気がしますが。。
青田さんへ その2
黒田裕樹 なるほど、そういう見方もありますね。
井伊直弼が益々悪人に思えてくるエピソードですね(^^A
前回、「桜田門外の変」という映画を鑑賞した後ですので、憎悪さえ覚えてしまいそうです^^;
ところでまたまた脱線話で恐縮ですが
、尾形大作さんが歌った「吉田松陰」という歌が
ありましたね!
しかも作詞は先日他界された星野哲郎さんです。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND578/index.html
応援凸
> 前回、「桜田門外の変」という映画を鑑賞した後ですので、憎悪さえ覚えてしまいそうです^^;
井伊直弼には直弼なりの考えもあったのですが、確かにこれはやり過ぎですね。
講座の後半で詳しく検証してみたいと思います。
> ところでまたまた脱線話で恐縮ですが
> 、尾形大作さんが歌った「吉田松陰」という歌が
> ありましたね!
> しかも作詞は先日他界された星野哲郎さんです。
> http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND578/index.html
吉田松陰ほどの人物ですから、やはり歌謡にも残されているんですね(^^♪
いくら幕府に恨みを持っていた毛利の土地だったとは言え、あれほどの人材を輩出させた吉田松陰の力は凄いと思います。
一体松陰のどういう人間性、カリスマ性、教えがそうさせたんでしょうかね?
> 松下村塾は近いので行ってみたことがありますが、こぢんまりとした一軒家でした。
> いくら幕府に恨みを持っていた毛利の土地だったとは言え、あれほどの人材を輩出させた吉田松陰の力は凄いと思います。
> 一体松陰のどういう人間性、カリスマ性、教えがそうさせたんでしょうかね?
吉田松陰は時代に選ばれ、時代によって若い命を散らしましたね。幕末という激動の時代だからこそ輝いたのだと思います。
松下村塾は本当に狭いんですよね。でもあの塾から我が国の歴史を変える志士が次々と誕生する…。まさに奇跡ですよね。
カリスマ性は確かにあったと思いますよ。あの高杉晋作が慕っていたんですからね(^^ゞ
と言うことは、○○さんや○○さんへのコメントもHN抜けていたな~ (ノд`)アチャー
それにしても松下村塾の塾生にとって松陰との出会いは、人生邂逅と言う言葉がピッタリですね。実に羨ましいです。
> と言うことは、○○さんや○○さんへのコメントもHN抜けていたな~ (ノд`)アチャー
どうぞお気になさらずに(^^♪
> それにしても松下村塾の塾生にとって松陰との出会いは、人生邂逅と言う言葉がピッタリですね。実に羨ましいです。
普通の人間が一生かかっても経験できない邂逅ですよね。まさに運命といえるでしょう。
黒田氏も「若い頃から学問に励んでいた」と表現されているところから、年齢をご存知でも松陰が「若者」というのは感覚的に違和感をお持ちのようですね。私なら「幼少の頃から」としますが。
時代劇や肖像画からの固定概念は根強い。
当時の平均寿命が短いからといって、当時の30前後が現代の40・50に相当するかのように誤解錯覚する事が多いですが、見た目の老け方はさほど現代とは変わりません。
ただ、乳幼児と初老(40歳)以降の死亡率が現代人より多く、今なら通院治療で治る病気や怪我でも死亡する事があったでしょうから、私たちより「人生の制限時間」を身近に感じていたでしょうけど。
> 黒田氏も「若い頃から学問に励んでいた」と表現されているところから、年齢をご存知でも松陰が「若者」というのは感覚的に違和感をお持ちのようですね。私なら「幼少の頃から」としますが。
> 時代劇や肖像画からの固定概念は根強い。
松陰だけでなく、幕末の志士には確かに若者が多いですね。
ただ、現代の感覚における若者とは一味違うような気がします。
現代のように様々な理由で守られているのではなく、毎日が命がけの日々でしたから、人間の出来が違いますね。
松陰の肖像画は処刑前のものと伝えられてますが、筆舌に尽くしがたい実体験が、三十路前でありながら彼を老成させたのかもしれません。
> 当時の平均寿命が短いからといって、当時の30前後が現代の40・50に相当するかのように誤解錯覚する事が多いですが、見た目の老け方はさほど現代とは変わりません。
> ただ、乳幼児と初老(40歳)以降の死亡率が現代人より多く、今なら通院治療で治る病気や怪我でも死亡する事があったでしょうから、私たちより「人生の制限時間」を身近に感じていたでしょうけど。
寿命の短さや、いつ死ぬかもしれないという恐怖感が、当時の人々を突き動かしたのかもしれませんね。
いずれにせよ、現代の感覚で歴史を見ないようにくれぐれも注意しなければいけません。
お言葉有難うございます。
青田です。
大河ドラマでも、長州を主人公にしたものは
非常に少なく、あまり、人気がありません。
(マスコミの意図的なモノも感じますが)
私の記憶では、『花神』『花燃ゆ』くらいです。
私は、日本の歴史的な役割という観点では
非常に大きいのに、幕末モノでも、『坂本龍馬』『勝海舟』『西郷隆盛』などは多いです。
これは、私の憶測(独り言)ですが、明治以降は、陸軍は、長州閥、海軍は、薩摩閥。
でした。
陸軍=悪というイメージで、東京裁判で、裁かれました。
そう考えると
悪=陸軍=長州
というイメージで、マスコミもあまり、イイ印象を持ってないから、大河ドラマなどでも、
あまり、取り上げられないではと考えてしまいます。
乃木将軍(長州)は、愚かな司令官のように描かれます。
私個人は、ボロボロになりながら、教育の力で、多くの優秀な人材を輩出した幕末長州は、大好きです。
ちなみに、
来年の大河ドラマは、『真田幸村』で
日本人の『真田幸村』人気は尋常ではありません。
籠城戦のスペシャリストという点では、たしかに優れていますが、
ビジョン、戦略という点では、あまり、評価しません。
戦略やビジョンよりも、判官贔屓という概念が強い印象もありますが…。
青田です。
昔、某国営放送の「花神」のナレーションで
時代を変革するには、3つの時代を辿る
① 思想家・教育者の時代。(吉田松陰・藤田東湖など)
② 改革者の時代。(高杉晋作、坂本龍馬の時代)
③ 技術者の時代。(大村益次郎、佐賀藩の時代)
と語っていました。
成熟期の大正・昭和・平成は
④ 官僚の時代。
になっていますね。
それを変革しようと大〇市の
「維〇の党」は、変革者になろうと暴走していますが、
①の思想の時代の時(某政党と一緒だった時)に学んでないことが、原因だった気がしますが。。