この後の島津家は、所領を安堵してくれた幕府に対して表向きは恭順(きょうじゅん、命令につつしんで従う態度をとること)の姿勢を示すものの、関ヶ原での恨(うら)みを忘れることはなく、幕末になると時には幕府と協力して討幕派を抑(おさ)えながら、最終的には自(みずか)らが討幕を果たして明治維新の元勲(げんくん)として君臨するようになります。
要するに幕末における薩摩藩は、関ヶ原での反省という前提に立ったうえで情報収集や情勢判断をしっかりと行い、常に主役側に回ることで、最終的には歴史の勝者となったのでした。薩摩藩の歴史は、いわゆる「失敗から学ぶ」という、歴史学習の原点に根差(ねざ)したものだったのです。
また、薩摩藩は幕末になって急に成長したわけではなく、それ以前にも大きな歴史の流れが存在していますが、中でも大きな転機(てんき)となったのは、外様大名出身の女性が徳川将軍家の正妻(せいさい)、つまり御台所(みだいどころ)になったことでした。どうしてこのような事態が起きてしまったのでしょうか?




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
面従腹背の心を持つものが
この世で一番怖い存在かも知れません。
しかし乱世の時代なら尚更、
そういう気持ちを持ち合わせながらも
相手に取り入り、従う振りをして
倒す戦略が一番利口な手口であったのでしょうね。
話は飛びますが、
韓国のサムソン電機は日本のソニーをも
脅かす存在にまで(というか、既に超えている?)躍進しているようですね。
今や日本は電機でも諸外国から取り残され
始めているようですね・・。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 面従腹背の心を持つものが
> この世で一番怖い存在かも知れません。
> しかし乱世の時代なら尚更、
> そういう気持ちを持ち合わせながらも
> 相手に取り入り、従う振りをして
> 倒す戦略が一番利口な手口であったのでしょうね。
そのとおりだと思います。
薩摩藩は過去の苦い失敗を見事に生かして、長い年月をかけて主役の座をつかみました。
一つの手本になりますね。
> 話は飛びますが、
> 韓国のサムソン電機は日本のソニーをも
> 脅かす存在にまで(というか、既に超えている?)躍進しているようですね。
> 今や日本は電機でも諸外国から取り残され
> 始めているようですね・・。
外国との競争は熾烈ですから、我が国の独自性を保ちながらも巻き返してほしいですね。
サクラ 西軍についたからって、ネチネチと外様大名として苛めていたのが原因かもしれませんね。
あれ? けど正妻にまでなったんですよね?
次回の更新を楽しみにしております。
サクラさんへ
黒田裕樹 > 西軍についたからって、ネチネチと外様大名として苛めていたのが原因かもしれませんね。
イジメはいつの時代も人間の恨みを買いますからね。
復讐の機会をひそかにうかがっていたとしてもおかしくはありません。
> あれ? けど正妻にまでなったんですよね?
> 次回の更新を楽しみにしております。
外様大名の女性が、普通は将軍の正妻になれるわけがないんですよ。
ではなぜ正妻になれたのか…。次回(8日)の更新をお待ち下さい!
黒田先生
風早 りら 「 外様大名出身の女性が徳川将軍家の正妻 」
この経緯は 大河ドラマを見ていても
いまだ 納得いかないものがあります
それまでは 公家の出の姫宮が
正妻に迎えらることが多く
その処が 未だ よく 理解出来ません
明日 楽しみにしています
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 「 外様大名出身の女性が徳川将軍家の正妻 」
> この経緯は 大河ドラマを見ていても
> いまだ 納得いかないものがあります
> それまでは 公家の出の姫宮が
> 正妻に迎えらることが多く
> その処が 未だ よく 理解出来ません
> 明日 楽しみにしています
仰るとおりで、将軍家の正妻がなぜ外様出身なのか、理解しがたいところがありますね。
そのカラクリは、次回(8日)の更新でハッキリとさせたいと思います。
オバrev 外様大名から正室というあり得ないことが起こった、と言うのは2つしか考えられません。
まずその女性がクレオパトラか楊貴妃かはたまた小野小町かという絶世の美女だったか、もしくは薩摩藩が幕府の弱み、特に将軍の女性関係の弱みを握ったからじゃないでしょうか?チガウカナ(^0^;)
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 外様大名から正室というあり得ないことが起こった、と言うのは2つしか考えられません。
> まずその女性がクレオパトラか楊貴妃かはたまた小野小町かという絶世の美女だったか、もしくは薩摩藩が幕府の弱み、特に将軍の女性関係の弱みを握ったからじゃないでしょうか?チガウカナ(^0^;)
なるほど、お考えになりましたね(^_^)v
果たして正解かどうかは、次回(8日)の更新で明らかになります。
それにしても、男性は美女には弱いですよね(^^ゞ
mochimochi 負けるということはある意味良いかもしれませんね。
ソニーも一度負けたら今度はすごい形で復活するかも。
それに、最近は企業の勝ち負けは昔の勝ち負けと意味が違ってきてると思います。
もちろん日本の名誉もあるのでぜびとも日本企業にがんばってほしいですけど。
あまり良く覚えてませんけど、黒田先生は以前九州は朝鮮半島や中国に近いので情報収集力が強かったと言ってませんでしたか?だから先見の目があったとか。。。
いづれにしても九州の人たちの活躍ぶりはすごいと思います。
mochimochiさんへ
黒田裕樹 > 負けるということはある意味良いかもしれませんね。
> ソニーも一度負けたら今度はすごい形で復活するかも。
> それに、最近は企業の勝ち負けは昔の勝ち負けと意味が違ってきてると思います。
> もちろん日本の名誉もあるのでぜびとも日本企業にがんばってほしいですけど。
まさに「失敗から学ぶ歴史」ですね。
私たちも一度や二度の失敗でめげてる場合ではないかもしれません。
> あまり良く覚えてませんけど、黒田先生は以前九州は朝鮮半島や中国に近いので情報収集力が強かったと言ってませんでしたか?だから先見の目があったとか。。。
> いづれにしても九州の人たちの活躍ぶりはすごいと思います。
どこで書いたかはすぐには思い出せませんが、九州は大陸や朝鮮半島から地理的に近い分、様々な文化がいち早く伝わったことで結果として情報処理能力に長(た)けていたとも考えられますからね。
面従腹背の心を持つものが
この世で一番怖い存在かも知れません。
しかし乱世の時代なら尚更、
そういう気持ちを持ち合わせながらも
相手に取り入り、従う振りをして
倒す戦略が一番利口な手口であったのでしょうね。
話は飛びますが、
韓国のサムソン電機は日本のソニーをも
脅かす存在にまで(というか、既に超えている?)躍進しているようですね。
今や日本は電機でも諸外国から取り残され
始めているようですね・・。
応援凸
> この世で一番怖い存在かも知れません。
> しかし乱世の時代なら尚更、
> そういう気持ちを持ち合わせながらも
> 相手に取り入り、従う振りをして
> 倒す戦略が一番利口な手口であったのでしょうね。
そのとおりだと思います。
薩摩藩は過去の苦い失敗を見事に生かして、長い年月をかけて主役の座をつかみました。
一つの手本になりますね。
> 話は飛びますが、
> 韓国のサムソン電機は日本のソニーをも
> 脅かす存在にまで(というか、既に超えている?)躍進しているようですね。
> 今や日本は電機でも諸外国から取り残され
> 始めているようですね・・。
外国との競争は熾烈ですから、我が国の独自性を保ちながらも巻き返してほしいですね。
あれ? けど正妻にまでなったんですよね?
次回の更新を楽しみにしております。
イジメはいつの時代も人間の恨みを買いますからね。
復讐の機会をひそかにうかがっていたとしてもおかしくはありません。
> あれ? けど正妻にまでなったんですよね?
> 次回の更新を楽しみにしております。
外様大名の女性が、普通は将軍の正妻になれるわけがないんですよ。
ではなぜ正妻になれたのか…。次回(8日)の更新をお待ち下さい!
この経緯は 大河ドラマを見ていても
いまだ 納得いかないものがあります
それまでは 公家の出の姫宮が
正妻に迎えらることが多く
その処が 未だ よく 理解出来ません
明日 楽しみにしています
> この経緯は 大河ドラマを見ていても
> いまだ 納得いかないものがあります
> それまでは 公家の出の姫宮が
> 正妻に迎えらることが多く
> その処が 未だ よく 理解出来ません
> 明日 楽しみにしています
仰るとおりで、将軍家の正妻がなぜ外様出身なのか、理解しがたいところがありますね。
そのカラクリは、次回(8日)の更新でハッキリとさせたいと思います。
まずその女性がクレオパトラか楊貴妃かはたまた小野小町かという絶世の美女だったか、もしくは薩摩藩が幕府の弱み、特に将軍の女性関係の弱みを握ったからじゃないでしょうか?チガウカナ(^0^;)
> まずその女性がクレオパトラか楊貴妃かはたまた小野小町かという絶世の美女だったか、もしくは薩摩藩が幕府の弱み、特に将軍の女性関係の弱みを握ったからじゃないでしょうか?チガウカナ(^0^;)
なるほど、お考えになりましたね(^_^)v
果たして正解かどうかは、次回(8日)の更新で明らかになります。
それにしても、男性は美女には弱いですよね(^^ゞ
ソニーも一度負けたら今度はすごい形で復活するかも。
それに、最近は企業の勝ち負けは昔の勝ち負けと意味が違ってきてると思います。
もちろん日本の名誉もあるのでぜびとも日本企業にがんばってほしいですけど。
あまり良く覚えてませんけど、黒田先生は以前九州は朝鮮半島や中国に近いので情報収集力が強かったと言ってませんでしたか?だから先見の目があったとか。。。
いづれにしても九州の人たちの活躍ぶりはすごいと思います。
> ソニーも一度負けたら今度はすごい形で復活するかも。
> それに、最近は企業の勝ち負けは昔の勝ち負けと意味が違ってきてると思います。
> もちろん日本の名誉もあるのでぜびとも日本企業にがんばってほしいですけど。
まさに「失敗から学ぶ歴史」ですね。
私たちも一度や二度の失敗でめげてる場合ではないかもしれません。
> あまり良く覚えてませんけど、黒田先生は以前九州は朝鮮半島や中国に近いので情報収集力が強かったと言ってませんでしたか?だから先見の目があったとか。。。
> いづれにしても九州の人たちの活躍ぶりはすごいと思います。
どこで書いたかはすぐには思い出せませんが、九州は大陸や朝鮮半島から地理的に近い分、様々な文化がいち早く伝わったことで結果として情報処理能力に長(た)けていたとも考えられますからね。