なぜなら、自分が神のような存在になることで「自分が正しいと思うことは何でも正しい」という独裁的な思想を持つことにつながってしまうからです。事実、天下統一が近づいて自分に正面切って敵対する人間が少なくなった1570年代の後半から、信長の行動は古今東西(ここんとうざい)の独裁者と同じような非情な一面を見せるようになっていきました。
例えば1580年、信長は古来の重臣であった佐久間信盛(さくまのぶもり)や林通勝(はやしみちかつ)を、過去の不行跡(ふぎょうせき)を理由に突然追放しており、1582年の旧暦4月には自分が安土城を留守にしている間に無断で外出した侍女(じじょ)たちを残らず殺害するという事件も起こしています。
信長によるこうした狂気じみた行動に対して、家臣たちは「明日は我が身か」とおびえるとともに、信長の手法についていけないという考えを持つようになりましたが、その中のひとりに、信長によって見出され、過去に例のない出世を果たした武将がいました。
彼こそが、我が国の歴史を大きく塗(ぬ)り替えることとなる大事件を起こした明智光秀だったのです。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
自分に正面切って敵対する人間が少なくなった。
このフレーズを聞いて頭に浮かんだのは、
今回芸能活動を中止した「宇多田ヒカル」です。すみません。いつも脱線してしまいまして(^^A
彼女の芸能界での存在が大きくなるに
従って、周りの人物が彼女のいう事に逆らわず、全て正しい事だという意見ばかりしか言ってくれなくなったので、これでは自分はこのまま、駄目になってしまうと悟ったそうです。
自分よりも目上の人物が自分の意見に皆従う状況に違和感を感じた彼女は、今回思い切って芸能活動を休止したそうですが、そういう点を考えると彼女の冷静な判断は素晴らしいなと思いました。
少し前の「小室哲哉」の問題も、彼の周りの人間が自分に対して悪い事を悪いといってくれる人が
誰一人いなくなってしまい、「裸の王様」になってしまった事が原因だったように、やはり自分に従ってくれることは最初は気分がよい気分なのでしょうけれど、次第に自分の意見ばかりをハイハイと聞き入れる態度にイライラ感が募ってくるものなんだと思いますね。
人間ってこうして考えると、勝手で複雑な神経を持ち合わせているので余計に厄介ですね^^;
かなり脱線してました^^;
失礼しました!
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、宇多田ヒカルさんにはそういう背景があったんですか。
確かに周囲が「イエスマン」ばかりになると、大抵の人間はおかしくなっていきますからね。
そうなる前に気が付いた彼女は、また違った意味で「天才」なのかもしれません。
以前に書いたかもしれませんが、本筋さえ貫いていらっしゃれば、今回のような脱線(?)であっても歓迎しますよ(^^♪
智里 おひさしぶりですm(__)m
仕事&生活環境が変わり、急遽ブログを閉鎖してしまいました。
閉鎖の際のあいさつが遅れてしまい、大変申し訳なく思っています。
久しぶりにゆっくりとした時間が出来たので、ちょっとだけ遊びにきました。
信長は面白いですよね。
たくさんのエピソードを持っていて、たくさんの政治的手腕をみせている。
だけど・・・わがままな面もたくさんある。
時代の異端児と言われていたけど、この人がいたからこの時代があるんでしょうね。
ちゅーか、今の時代にいたら・・・尖閣諸島問題も解決したかも~(*≧艸≦)
頻繁にはコメ出来ませんが、また遊びに来ますね~。
智里さんへ
黒田裕樹 > おひさしぶりですm(__)m
> 仕事&生活環境が変わり、急遽ブログを閉鎖してしまいました。
> 閉鎖の際のあいさつが遅れてしまい、大変申し訳なく思っています。
> 久しぶりにゆっくりとした時間が出来たので、ちょっとだけ遊びにきました。
いやぁ、これはお懐かしい!
急な閉鎖だったので心配しておりましたが、元気そうで何よりです。
> 信長は面白いですよね。
> たくさんのエピソードを持っていて、たくさんの政治的手腕をみせている。
> だけど・・・わがままな面もたくさんある。
> 時代の異端児と言われていたけど、この人がいたからこの時代があるんでしょうね。
> ちゅーか、今の時代にいたら・・・尖閣諸島問題も解決したかも~(*≧艸≦)
仰るとおり、この時代は信長という一人の男の存在によって大きく動いていますよね。
これだけの人物であれば、存在感だけで十分な抑止力になったかも(^^ゞ
> 頻繁にはコメ出来ませんが、また遊びに来ますね~。
有難うございます。
今後ともよろしくお願いします。
黒田先生
風早 りら この頃の信長には 残念な 思いです
佐久間信盛や林通勝らへの行い
また 侍女の殺害
このことがなければ 明智光秀が
信長 殺害にまでは 及ばなかったのではと
残念です
風早りらさんへ
黒田裕樹 > この頃の信長には 残念な 思いです
> 佐久間信盛や林通勝らへの行い
> また 侍女の殺害
> このことがなければ 明智光秀が
> 信長 殺害にまでは 及ばなかったのではと
> 残念です
本能寺の変にもその理由がありますからね。
伏線があったのは間違いありません。
そして、直接の引き金となったのは…。
長く続いた信長シリーズ、いよいよ次回(4日)が最終回です。
オバrev 才能に恵まれ、それを生かして桁外れの実績を残してきた天才信長でもこうなってしまうんですね。
こういう独裁者って、すごい不安をかかえ、周りが信用できない状況になっているんじゃなでしょうか。
信長の中で、天下統一に向けての宗教勢力との対決や、身近な人に裏切られたという経験もしていますので、それまでの疲れが蓄積していて精神的に不安定になってきていたような気がします。
彼にアドバイスする年配者がいて、彼がそれに耳を傾ける余裕があったら、また歴史は大きく変わっていたかもしれません。
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 才能に恵まれ、それを生かして桁外れの実績を残してきた天才信長でもこうなってしまうんですね。
> こういう独裁者って、すごい不安をかかえ、周りが信用できない状況になっているんじゃなでしょうか。
> 信長の中で、天下統一に向けての宗教勢力との対決や、身近な人に裏切られたという経験もしていますので、それまでの疲れが蓄積していて精神的に不安定になってきていたような気がします。
> 彼にアドバイスする年配者がいて、彼がそれに耳を傾ける余裕があったら、また歴史は大きく変わっていたかもしれません。
そうですね。独裁者というのは常に孤独で、人間不信のかたまりなのかもしれません。
それだけにいったんキレると、歯止めが利かなくなってとんでもない行動に走ってしまう。
そして誰もそれを止めることができない。
独裁者の末路はいつも哀れです。
自分に正面切って敵対する人間が少なくなった。
このフレーズを聞いて頭に浮かんだのは、
今回芸能活動を中止した「宇多田ヒカル」です。すみません。いつも脱線してしまいまして(^^A
彼女の芸能界での存在が大きくなるに
従って、周りの人物が彼女のいう事に逆らわず、全て正しい事だという意見ばかりしか言ってくれなくなったので、これでは自分はこのまま、駄目になってしまうと悟ったそうです。
自分よりも目上の人物が自分の意見に皆従う状況に違和感を感じた彼女は、今回思い切って芸能活動を休止したそうですが、そういう点を考えると彼女の冷静な判断は素晴らしいなと思いました。
少し前の「小室哲哉」の問題も、彼の周りの人間が自分に対して悪い事を悪いといってくれる人が
誰一人いなくなってしまい、「裸の王様」になってしまった事が原因だったように、やはり自分に従ってくれることは最初は気分がよい気分なのでしょうけれど、次第に自分の意見ばかりをハイハイと聞き入れる態度にイライラ感が募ってくるものなんだと思いますね。
人間ってこうして考えると、勝手で複雑な神経を持ち合わせているので余計に厄介ですね^^;
かなり脱線してました^^;
失礼しました!
応援凸
確かに周囲が「イエスマン」ばかりになると、大抵の人間はおかしくなっていきますからね。
そうなる前に気が付いた彼女は、また違った意味で「天才」なのかもしれません。
以前に書いたかもしれませんが、本筋さえ貫いていらっしゃれば、今回のような脱線(?)であっても歓迎しますよ(^^♪
仕事&生活環境が変わり、急遽ブログを閉鎖してしまいました。
閉鎖の際のあいさつが遅れてしまい、大変申し訳なく思っています。
久しぶりにゆっくりとした時間が出来たので、ちょっとだけ遊びにきました。
信長は面白いですよね。
たくさんのエピソードを持っていて、たくさんの政治的手腕をみせている。
だけど・・・わがままな面もたくさんある。
時代の異端児と言われていたけど、この人がいたからこの時代があるんでしょうね。
ちゅーか、今の時代にいたら・・・尖閣諸島問題も解決したかも~(*≧艸≦)
頻繁にはコメ出来ませんが、また遊びに来ますね~。
> 仕事&生活環境が変わり、急遽ブログを閉鎖してしまいました。
> 閉鎖の際のあいさつが遅れてしまい、大変申し訳なく思っています。
> 久しぶりにゆっくりとした時間が出来たので、ちょっとだけ遊びにきました。
いやぁ、これはお懐かしい!
急な閉鎖だったので心配しておりましたが、元気そうで何よりです。
> 信長は面白いですよね。
> たくさんのエピソードを持っていて、たくさんの政治的手腕をみせている。
> だけど・・・わがままな面もたくさんある。
> 時代の異端児と言われていたけど、この人がいたからこの時代があるんでしょうね。
> ちゅーか、今の時代にいたら・・・尖閣諸島問題も解決したかも~(*≧艸≦)
仰るとおり、この時代は信長という一人の男の存在によって大きく動いていますよね。
これだけの人物であれば、存在感だけで十分な抑止力になったかも(^^ゞ
> 頻繁にはコメ出来ませんが、また遊びに来ますね~。
有難うございます。
今後ともよろしくお願いします。
佐久間信盛や林通勝らへの行い
また 侍女の殺害
このことがなければ 明智光秀が
信長 殺害にまでは 及ばなかったのではと
残念です
> 佐久間信盛や林通勝らへの行い
> また 侍女の殺害
> このことがなければ 明智光秀が
> 信長 殺害にまでは 及ばなかったのではと
> 残念です
本能寺の変にもその理由がありますからね。
伏線があったのは間違いありません。
そして、直接の引き金となったのは…。
長く続いた信長シリーズ、いよいよ次回(4日)が最終回です。
こういう独裁者って、すごい不安をかかえ、周りが信用できない状況になっているんじゃなでしょうか。
信長の中で、天下統一に向けての宗教勢力との対決や、身近な人に裏切られたという経験もしていますので、それまでの疲れが蓄積していて精神的に不安定になってきていたような気がします。
彼にアドバイスする年配者がいて、彼がそれに耳を傾ける余裕があったら、また歴史は大きく変わっていたかもしれません。
> こういう独裁者って、すごい不安をかかえ、周りが信用できない状況になっているんじゃなでしょうか。
> 信長の中で、天下統一に向けての宗教勢力との対決や、身近な人に裏切られたという経験もしていますので、それまでの疲れが蓄積していて精神的に不安定になってきていたような気がします。
> 彼にアドバイスする年配者がいて、彼がそれに耳を傾ける余裕があったら、また歴史は大きく変わっていたかもしれません。
そうですね。独裁者というのは常に孤独で、人間不信のかたまりなのかもしれません。
それだけにいったんキレると、歯止めが利かなくなってとんでもない行動に走ってしまう。
そして誰もそれを止めることができない。
独裁者の末路はいつも哀れです。