鎌倉時代に栄西によって武家社会の上層に広まった臨済宗(りんざいしゅう)は、夢窓疎石(むそうそせき)が初代将軍の足利尊氏の厚い保護を受けたことによって大いに栄え、義満の時代までに南宋(なんそう)の官寺制度(かんじせいど)に倣(なら)った五山・十刹の制(ござん・じっせつのせい)が完成しました。
具体的には、まず南禅寺(なんぜんじ)を別格として五山の上に置き、京都五山として天龍(てんりゅう)・相国(しょうこく)・建仁(けんにん)・東福(とうふく)・万寿(まんじゅ)の五寺が、鎌倉五山として建長(けんちょう)・円覚(えんがく)・寿福(じゅふく)・浄智(じょうち)・浄妙(じょうみょう)の五寺が置かれており、この格式は現代においても続いています。
なお、十刹とは五山に続く官寺であり、さらにその下には諸山(しょざん)と呼ばれる寺格(じかく)がありました。室町幕府は僧録(そうろく)を置いてこれらの官寺を管理するとともに、住職(じゅうしょく)の任免を行いました。
ちなみに、金閣は足利義満の死後に臨済宗の鹿苑寺(ろくおんじ)という寺院となり、第二次世界大戦後の昭和25(1950)年に放火で焼失しましたがその後再建され、平成6(1994)年には世界遺産として登録されています。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)




いつも有難うございます。
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佐佐木あつし 京都出身者の僕としては
金閣と言えば
他県から来た友人を
エスコートした際に
金閣の池の前あたりに
「金閣寺は通称で正式名称は鹿苑寺金閣(舎利殿)と言います」的な立て看板があったのが
記憶にあります。
(正確な看板の語彙は忘れました)
わざわざ、立て看板までして正式な名前を
流布しようとされてるのでしょうが、
なんとなくおかしみを感じました。
(大変失礼ながら)
あの、通称というか別称はやはり
三島由紀夫あたりの影響なのでしょうか?
「室町時代に建てられた金箔を押した京都の世界遺産の正式名称は?」なんて
なにやらクイズの引っ掛け問題とかに
使われてそうですね(笑)
佐佐木あつしさんへ
黒田裕樹 私も「金閣寺」としか教えられていなかったですね(^^ゞ
仰るとおり、三島由紀夫の同名小説の影響が大きいのかもしれません。
最近の教科書では、そもそもが「北山殿」の山荘だったことや、「鹿苑寺」という正式名称がちゃんと紹介されていますね。クイズ問題は我々の世代の方が引っ掛かりそうです(爆)。
黒田裕樹さん
風早 りら 建長寺しか 行ったことがありません
アップした 時 コメント下さりありがとう
他の南禅寺始め 禅宗寺院の禅宗様とを折衷した
寺院行って 撮影してみたいです
鎌倉建長寺は 建築様式が 素晴らしく
その点でも 建築 大好きな 私には
興味のあるお話です
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 建長寺しか 行ったことがありません
> アップした 時 コメント下さりありがとう
> 他の南禅寺始め 禅宗寺院の禅宗様とを折衷した
> 寺院行って 撮影してみたいです
> 鎌倉建長寺は 建築様式が 素晴らしく
> その点でも 建築 大好きな 私には
> 興味のあるお話です
建長寺の写真も素晴らしかったですよね。
京都五山も鎌倉五山も、それぞれが撮影意欲を高めてくれると思います。
紗那 鹿苑寺も問題ないし、金閣でも問題ないけど、金閣寺は正しくない。
そう習いました。
と思って、京都の道路案内板とかを気をつけてみようと思ってるんですが、行くたびに忘れてます←
やはり、こういうお寺とかの格式は、昔のものが今も続いてるわけですねー。
まぁ、そう簡単に変えれるものでもないでしょうし。
紗那さんへ
黒田裕樹 > 鹿苑寺も問題ないし、金閣でも問題ないけど、金閣寺は正しくない。
> そう習いました。
> と思って、京都の道路案内板とかを気をつけてみようと思ってるんですが、行くたびに忘れてます←
金閣寺はあくまで通称であって、正式名称ではないですからね。もっとも、HPでは「金閣寺」と書いてありますが…。
おそらく通称の方が有名になってしまっているから、混乱を避けるためなのでしょうね。
道路案内板の表示は確かに注目すべきですね(笑)。
> やはり、こういうお寺とかの格式は、昔のものが今も続いてるわけですねー。
> まぁ、そう簡単に変えれるものでもないでしょうし。
私もそう思いますね。
室町時代にもなると、昔といってもそう年月も離れていないですし。
ぴーち こんばんは!
私は「鹿苑寺金閣」、今の今まで正式な名称だと思っていました^^;
上の方のお話の様に、三島由紀夫の影響を受けてしまっていたのかしら^^;
その場所を案内する看板は
よく参考にしています。
その地方に実際住んでいる方は、愛称とか
或いは方言などで正式な名称とは異なる
言い方をされる場合もあるんですよね。
私の住んでいる所でも、固有名詞ではないんですが、地名などで標識とは違う発音をする場所が
いつくもあります。
正式にはこういう発音で言うのだなということを看板で知る場合が多いです^^;
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 小説などの影響は凄いですね。
幕末の新撰組の沖田総司(おきたそうじ)も、テレビ時代劇の俳優さんの名前の影響で、いつのまにか「おきたそうし」と濁らずに呼ばれるようになったということですし。
読み方や発音は確かに場所によって違いますね。
大阪でも「京橋」は関東と全く違うイントネーションだそうですよ(^^ゞ
金閣と言えば
他県から来た友人を
エスコートした際に
金閣の池の前あたりに
「金閣寺は通称で正式名称は鹿苑寺金閣(舎利殿)と言います」的な立て看板があったのが
記憶にあります。
(正確な看板の語彙は忘れました)
わざわざ、立て看板までして正式な名前を
流布しようとされてるのでしょうが、
なんとなくおかしみを感じました。
(大変失礼ながら)
あの、通称というか別称はやはり
三島由紀夫あたりの影響なのでしょうか?
「室町時代に建てられた金箔を押した京都の世界遺産の正式名称は?」なんて
なにやらクイズの引っ掛け問題とかに
使われてそうですね(笑)
仰るとおり、三島由紀夫の同名小説の影響が大きいのかもしれません。
最近の教科書では、そもそもが「北山殿」の山荘だったことや、「鹿苑寺」という正式名称がちゃんと紹介されていますね。クイズ問題は我々の世代の方が引っ掛かりそうです(爆)。
アップした 時 コメント下さりありがとう
他の南禅寺始め 禅宗寺院の禅宗様とを折衷した
寺院行って 撮影してみたいです
鎌倉建長寺は 建築様式が 素晴らしく
その点でも 建築 大好きな 私には
興味のあるお話です
> アップした 時 コメント下さりありがとう
> 他の南禅寺始め 禅宗寺院の禅宗様とを折衷した
> 寺院行って 撮影してみたいです
> 鎌倉建長寺は 建築様式が 素晴らしく
> その点でも 建築 大好きな 私には
> 興味のあるお話です
建長寺の写真も素晴らしかったですよね。
京都五山も鎌倉五山も、それぞれが撮影意欲を高めてくれると思います。
そう習いました。
と思って、京都の道路案内板とかを気をつけてみようと思ってるんですが、行くたびに忘れてます←
やはり、こういうお寺とかの格式は、昔のものが今も続いてるわけですねー。
まぁ、そう簡単に変えれるものでもないでしょうし。
> そう習いました。
> と思って、京都の道路案内板とかを気をつけてみようと思ってるんですが、行くたびに忘れてます←
金閣寺はあくまで通称であって、正式名称ではないですからね。もっとも、HPでは「金閣寺」と書いてありますが…。
おそらく通称の方が有名になってしまっているから、混乱を避けるためなのでしょうね。
道路案内板の表示は確かに注目すべきですね(笑)。
> やはり、こういうお寺とかの格式は、昔のものが今も続いてるわけですねー。
> まぁ、そう簡単に変えれるものでもないでしょうし。
私もそう思いますね。
室町時代にもなると、昔といってもそう年月も離れていないですし。
私は「鹿苑寺金閣」、今の今まで正式な名称だと思っていました^^;
上の方のお話の様に、三島由紀夫の影響を受けてしまっていたのかしら^^;
その場所を案内する看板は
よく参考にしています。
その地方に実際住んでいる方は、愛称とか
或いは方言などで正式な名称とは異なる
言い方をされる場合もあるんですよね。
私の住んでいる所でも、固有名詞ではないんですが、地名などで標識とは違う発音をする場所が
いつくもあります。
正式にはこういう発音で言うのだなということを看板で知る場合が多いです^^;
応援凸
幕末の新撰組の沖田総司(おきたそうじ)も、テレビ時代劇の俳優さんの名前の影響で、いつのまにか「おきたそうし」と濁らずに呼ばれるようになったということですし。
読み方や発音は確かに場所によって違いますね。
大阪でも「京橋」は関東と全く違うイントネーションだそうですよ(^^ゞ