熱心な愛国家であったとされる安重根からしてみれば、初代統監として韓国を保護国化しただけでも伊藤の罪は重く、また伊藤こそが韓国を併合しようとしている首謀者(しゅぼうしゃ)だと考えたのかもしれません。しかし、伊藤が韓国人によって殺されるということは、現実には絶対にあってはならない出来事でした。
安重根による伊藤博文の暗殺による衝撃(しょうげき)は、第二次世界大戦後にGHQ(別名を連合国軍最高司令官総司令部=れんごうこくぐんさいこうしれいかんそうしれいぶ)のマッカーサー元帥(げんすい)を「我が国の皇室を守る」という理由で日本人が暗殺する行為に等しいといえます。
マッカーサー元帥は昭和天皇(しょうわてんのう)を戦争犯罪人として東京裁判(とうきょうさいばん)にかけようとしていたアメリカ政府の方針に断固として反対し、結果として天皇が裁(さば)かれることはありませんでした。そんなマッカーサー元帥を、もし日本人のテロリストが暗殺していればどうなっていたでしょうか?
天皇をかばった唯一無二(ゆいいつむに)の実力者を失ったことで、昭和天皇は恐(おそ)らく東京裁判にかけられていたことでしょう。それだけでなく、元帥を暗殺されたことでアメリカの世論が一気に硬化して、我が国はアメリカによって完全に統治され、日本としての歴史に終止符(しゅうしふ)が打たれてしまっていたかもしれません。
安重根によるテロ行為は、それほどまでに重大な事件であったとともに、我が国と韓国の歴史をそれぞれ大きく変えてしまう出来事だったのです。




いつも有難うございます。
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佐佐木あつし 安重根。
来ましたねー。
この人物ほどその評が数多にわたる人もいないですね。
ブルジョワジー的立ち位置や民族意識から
果てはキリスト教的な見解など重複した見方が
後世に問題を投げかけてますね。
あの、薬指の一件にしても
まさしく「恨(ハン)」を体現した
モノなのでしょうね。
サクラ 安重根の知識不足がいけなかったのか、あるいは伊藤の意見は一部の人しか知らなかったのか――そこが気になるところですね。
何れにしろ、戦後の日本人がマッカーサーを暗殺しようとしたかと思えば――それはあまり考えられない事ですが。
今や安重根といえば、韓国国民の英雄ですよね。
ミンビ暗殺に激怒して関係の無い日本人を殺した金九(キム・グ)だとか、昭和天皇に爆弾を投げつけた李奉昌(イー・ボンチャン)だとか――韓国は「日本に刃向かった」というだけでテロリストが英雄扱いされてると思います。
ただ、レジスタンスなどにとって、テロリストが英雄になること自体はおかしくないとは思いますが(卑怯な手を使わざるを得なかったりしますからね)。
しかし安重根や上記の二人は、それでも正当な評価を受けていないと思いますね。
ぴーち こんばんは!
昭和天皇は、ご自分の命を掛けて、戦争責任を
負われるご覚悟はお有りの様でしたね。
その意思の固さに、マッカーサー元帥が心を打たれたという話を聞いた事があります。
応援凸
風早 りら 伊藤博文の 死は とても残念な事でしたね
彼が 生存していてくれたら
この世界は また 全く
違った ものと なっていた事でしょう
様々な事 考える機会を 与えて
下さり ありがとう
佐佐木あつしさんへ
黒田裕樹 安重根の場合、薬指を切断して同志との結束を固めたというエピソードが決意の固さを表していますが、歴史の結果は時として容赦がないですね。
いずれにせよ、彼に関しては仰るとおり様々な見解があるようです。
サクラさんへ
黒田裕樹 人物の評価というのは、国によって正反対になることがよくありますね。
以前に紹介した豊臣秀吉も、我が国と韓国では別人のような扱いを受けていますし。
安重根のようないわゆるテロリストについては、反日というフィルターを通せば英雄という見方ができるのも理解できないことはありませんが、その結果がどうなってしまったのかも考えるべきではないでしょうか。
正当な評価の基準は難しいものがあるようです。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 昭和天皇は、ご自分の命を掛けて、戦争責任を
> 負われるご覚悟はお有りの様でしたね。
> その意思の固さに、マッカーサー元帥が心を打たれたという話を聞いた事があります。
有名なエピソードですね。
昭和天皇のご存在が、未曽有の危機に瀕していた我が国を救ったという見方もあります。
いずれはこの講座で紹介できればいいですね。
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 伊藤博文の 死は とても残念な事でしたね
> 彼が 生存していてくれたら
> この世界は また 全く
> 違った ものと なっていた事でしょう
> 様々な事 考える機会を 与えて
> 下さり ありがとう
仰るとおり、伊藤博文の暗殺は痛恨の悲劇でした。
彼がもし存在していれば、歴史の歯車はどう回転していたか分かりませんからね。
少なくとも現状よりは良い方角に向かっていたような思いがします。
テロにたいする日本の対応
- 黒田先生
こんばんは
青田です。
この当時、日本の民間人が殺されたり、伊藤博文の暗殺で、日本国内の世論は、大変なニュースだったと思います。
その後、日本は国として、堂々とした態度をとりました。
それで、不思議でしかたないのは、
現代の日本です。
拉致問題は、この伊藤博文の暗殺に匹敵するほどの
国家によるテロだと思うのですが、
日本国内での、世論がごく一部の国士の方、以外は
あまりにも、小さい気がします。
マスコミでも、普通のごく一般的な事件として
報道されていて、詳細なことがほとんど報道されていません。(あの報道を観ても、ほとんど、わからないと思います。)
根本原因は、日本人自身の愛国心の欠如なのでしょうね。
(ごく、一部の国士を除いて)
青田さんへ
黒田裕樹 愛国心の欠如もちろんあると思いますが、マスゴミの心が我が国ではなく拉致した側に傾いていれば、南北関係なく「なかったことにする」のが当然だとも言えるでしょうね(事の善悪は別として)。
伊藤博文暗殺事件の謎
青田です。 黒田先生
青田です。
この伊藤博文暗殺事件には、かなり、謎が多いです。
安重根は、伊藤博文を暗殺したのは、
ベルギー製のブローニング拳銃で、6発入りでした。
この6発に破壊力を増すために、弾の先を十字に
刻みを入れました。
5発だけを発射しました。(1発は最後の自決用に残していました。)
伊藤博文の遺体からは、2発の弾が見つかりましたが、その弾からは、1発も十字の印が見つかりませんでした。
さらに、あの伊藤博文暗殺事件で、被弾して、亡くなったのは、伊藤博文だけでは、ありません。
その周りにいた役人にも被弾しています。
『室田が5発、中村が2発、森が1発、上川が1発、田中が1発』
この中で、十字の印のついた弾が見つかったのは、森の体に発見された1発だけでした。
1発は、ハルビン駅に柱に命中していますから
計13発発射されたことになります。
しかし、安重根は、6発しか発射してないのに
最低でも13発は、発射されているわけですから、
別の人間がこの暗殺に関わっていないと絶対に??です。
それと、安重根の死刑の前の言葉が
『私の罪は、弱い韓国の民たる罪なり。』でした。
日本にたいする恨み節ではなく、自国にたいする弱さの嘆きでした。
これは、日本側の警察の調書でした。
(これを言うと、また、韓国が捏造すると思いますが・・)
これは、私の仮説ですが、安重根は、伊藤博文の顔を知らず、その集団に向って、撃ったと思います。
青田さんへ その2
黒田裕樹 伊藤博文の暗殺事件については、近年になって様々な事実が見えてきましたね。
もし何らかの決定的な証拠が見つかれば、大きな歴史の転換になるでしょう。
来ましたねー。
この人物ほどその評が数多にわたる人もいないですね。
ブルジョワジー的立ち位置や民族意識から
果てはキリスト教的な見解など重複した見方が
後世に問題を投げかけてますね。
あの、薬指の一件にしても
まさしく「恨(ハン)」を体現した
モノなのでしょうね。
何れにしろ、戦後の日本人がマッカーサーを暗殺しようとしたかと思えば――それはあまり考えられない事ですが。
今や安重根といえば、韓国国民の英雄ですよね。
ミンビ暗殺に激怒して関係の無い日本人を殺した金九(キム・グ)だとか、昭和天皇に爆弾を投げつけた李奉昌(イー・ボンチャン)だとか――韓国は「日本に刃向かった」というだけでテロリストが英雄扱いされてると思います。
ただ、レジスタンスなどにとって、テロリストが英雄になること自体はおかしくないとは思いますが(卑怯な手を使わざるを得なかったりしますからね)。
しかし安重根や上記の二人は、それでも正当な評価を受けていないと思いますね。
昭和天皇は、ご自分の命を掛けて、戦争責任を
負われるご覚悟はお有りの様でしたね。
その意思の固さに、マッカーサー元帥が心を打たれたという話を聞いた事があります。
応援凸
彼が 生存していてくれたら
この世界は また 全く
違った ものと なっていた事でしょう
様々な事 考える機会を 与えて
下さり ありがとう
いずれにせよ、彼に関しては仰るとおり様々な見解があるようです。
以前に紹介した豊臣秀吉も、我が国と韓国では別人のような扱いを受けていますし。
安重根のようないわゆるテロリストについては、反日というフィルターを通せば英雄という見方ができるのも理解できないことはありませんが、その結果がどうなってしまったのかも考えるべきではないでしょうか。
正当な評価の基準は難しいものがあるようです。
> 負われるご覚悟はお有りの様でしたね。
> その意思の固さに、マッカーサー元帥が心を打たれたという話を聞いた事があります。
有名なエピソードですね。
昭和天皇のご存在が、未曽有の危機に瀕していた我が国を救ったという見方もあります。
いずれはこの講座で紹介できればいいですね。
> 彼が 生存していてくれたら
> この世界は また 全く
> 違った ものと なっていた事でしょう
> 様々な事 考える機会を 与えて
> 下さり ありがとう
仰るとおり、伊藤博文の暗殺は痛恨の悲劇でした。
彼がもし存在していれば、歴史の歯車はどう回転していたか分かりませんからね。
少なくとも現状よりは良い方角に向かっていたような思いがします。
こんばんは
青田です。
この当時、日本の民間人が殺されたり、伊藤博文の暗殺で、日本国内の世論は、大変なニュースだったと思います。
その後、日本は国として、堂々とした態度をとりました。
それで、不思議でしかたないのは、
現代の日本です。
拉致問題は、この伊藤博文の暗殺に匹敵するほどの
国家によるテロだと思うのですが、
日本国内での、世論がごく一部の国士の方、以外は
あまりにも、小さい気がします。
マスコミでも、普通のごく一般的な事件として
報道されていて、詳細なことがほとんど報道されていません。(あの報道を観ても、ほとんど、わからないと思います。)
根本原因は、日本人自身の愛国心の欠如なのでしょうね。
(ごく、一部の国士を除いて)
青田です。
この伊藤博文暗殺事件には、かなり、謎が多いです。
安重根は、伊藤博文を暗殺したのは、
ベルギー製のブローニング拳銃で、6発入りでした。
この6発に破壊力を増すために、弾の先を十字に
刻みを入れました。
5発だけを発射しました。(1発は最後の自決用に残していました。)
伊藤博文の遺体からは、2発の弾が見つかりましたが、その弾からは、1発も十字の印が見つかりませんでした。
さらに、あの伊藤博文暗殺事件で、被弾して、亡くなったのは、伊藤博文だけでは、ありません。
その周りにいた役人にも被弾しています。
『室田が5発、中村が2発、森が1発、上川が1発、田中が1発』
この中で、十字の印のついた弾が見つかったのは、森の体に発見された1発だけでした。
1発は、ハルビン駅に柱に命中していますから
計13発発射されたことになります。
しかし、安重根は、6発しか発射してないのに
最低でも13発は、発射されているわけですから、
別の人間がこの暗殺に関わっていないと絶対に??です。
それと、安重根の死刑の前の言葉が
『私の罪は、弱い韓国の民たる罪なり。』でした。
日本にたいする恨み節ではなく、自国にたいする弱さの嘆きでした。
これは、日本側の警察の調書でした。
(これを言うと、また、韓国が捏造すると思いますが・・)
これは、私の仮説ですが、安重根は、伊藤博文の顔を知らず、その集団に向って、撃ったと思います。
もし何らかの決定的な証拠が見つかれば、大きな歴史の転換になるでしょう。