清国側の主張が「朝鮮は我が大清国に属して200年になるが、毎年我が国に朝貢(ちょうこう)している」と書かれているのに対して、日本側は「朝鮮は我が国が誘って列国に加わらせた独立国であるにもかかわらず、清国は常に朝鮮を自分の属国として内政に干渉し続けている」と書いてあるのです。
要約すれば、朝鮮を自国の属領(ぞくりょう)にしようとする清国と、独立を助けようとする日本との間で日清戦争が起きたわけですから、もしこの戦いに「義」があるとすれば、清国と我が国のどちらの方にあるといえるのでしょうか。
さて、日清戦争は結果として我が国の勝利に終わり、翌明治28(1895)年に下関条約(しものせきじょうやく)が結ばれました。この条約には様々な事項がありますが、もっとも重要なのは「清国が朝鮮を独立国として認める」ということでした。




いつも有難うございます。
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しきしま 「清国が朝鮮を独立国として認める」、この時、初めて朝鮮は、朝鮮王国(朝貢関係)ではなく大韓帝国(独立国)となったんですよね。
話はちょっと戻りますが、日清戦争の頃からロシアも絡んできている話だったんですね。
現在の日本も周辺国の体制やイデオロギーに関係なく、「自国の安全保障は、自国でしっかり意識し続けておかねば」と思いました。
しきしまさんへ
黒田裕樹 > 「清国が朝鮮を独立国として認める」、この時、初めて朝鮮は、朝鮮王国(朝貢関係)ではなく大韓帝国(独立国)となったんですよね。
そのとおりです。東アジアの歴史にとってもいい気な意義のある出来事でした。なぜか教科書では大きく取り上げませんが…。
> 話はちょっと戻りますが、日清戦争の頃からロシアも絡んできている話だったんですね。
> 現在の日本も周辺国の体制やイデオロギーに関係なく、「自国の安全保障は、自国でしっかり意識し続けておかねば」と思いました。
我が国と朝鮮(=大韓帝国)の近代の歩みを振り返れば、いっそうその思いを強くしますね。
内部で対立している場合ではなく、呉越同舟の精神も必要ではないかと思います。
サクラ 宣戦布告の文章が今でも残ってたんですね。
まあ、清国だって、残り少ない属国を手放したくなかったんでしょうが。
しかし朝鮮へロシアの魔の手が伸びてるなんて、考えもしなかったでしょうね。
サクラさんへ
黒田裕樹 > 宣戦布告の文章が今でも残ってたんですね。
> まあ、清国だって、残り少ない属国を手放したくなかったんでしょうが。
> しかし朝鮮へロシアの魔の手が伸びてるなんて、考えもしなかったでしょうね。
この頃になると史料は豊富にありますからね(捏造もあるから要注意ですが)。
清国の考えはサクラさんの仰るとおりでしょう。ロシアに関しては、言ってみれば朝鮮自らが招いた結果でもありますからね(露朝密約事件)。この後のロシアの動きに注目です。
とさを いつもお世話になっております
日本の将来のためにがんばってください
事後承諾ながらリンクいたしましたので
よろしくお願いいたします
黒田先生
風早 りら 朝鮮を自国の属領にしようとする清国
独立を助けようとする日本
日清戦争が起きた
韓国 中国 特に 北朝鮮
それを認めていませんよね
我が国も真実を どこまで伝えているのでしょう
不満がつのります
ぴーち こんばんは!
自分の領土にしたいが為に虎視眈々と狙っている国と独立の為に手助けしようとする国の考え方の違いは、結果的に雲泥の差が生じることになるんでしょうけれど、やはり、その国にとっては属国になって依存するよりも、独立する道を切り開いていくほうが、幸せでしょうね。
応援凸
とさをさんへ
黒田裕樹 > いつもお世話になっております
> 日本の将来のためにがんばってください
> 事後承諾ながらリンクいたしましたので
> よろしくお願いいたします
こちらこそいつもお世話になっております。有難いお言葉、励みにさせていただきます。
リンクの件、非常に光栄です。こちらからも相互リンクさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 朝鮮を自国の属領にしようとする清国
> 独立を助けようとする日本
> 日清戦争が起きた
> 韓国 中国 特に 北朝鮮
> それを認めていませんよね
> 我が国も真実を どこまで伝えているのでしょう
> 不満がつのります
第二次大戦後の世界の体制が、敗戦国日本に対して厳しくなっていることがその一因かもしれません。
ただ、国家というものは、国民のためにも自らの過ちをそう認めたがらないものです。
ある意味では謝罪を強要され続けている我が国の姿勢が真実を遠ざけているのかもしれません。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 自分の領土にしたいが為に虎視眈々と狙っている国と独立の為に手助けしようとする国の考え方の違いは、結果的に雲泥の差が生じることになるんでしょうけれど、やはり、その国にとっては属国になって依存するよりも、独立する道を切り開いていくほうが、幸せでしょうね。
属国になるということは、宗主国のいうことには必ず従わなければならないということ。
その中には国益に反することや、国民の生命を脅かすこともあることでしょう。
前回の講座における今川家と松平家の関係がその例になりますね。
だとすれば、やはり独立国の方が幸せだといえるのではないでしょうか。
智里 ホント、一般的な歴史教育しか受けてないな~(* ̄ω ̄)
宣戦布告の文章の存在なんて知らなかったっすよ。
確かにこの文章をみたら、日本に義がありますよね。
日清戦争も日本が勝って、朝鮮の独立を助けたのに、なぜ朝鮮はこんなに日本を敵対心をだすんでしょうね?
智里さんへ
黒田裕樹 > ホント、一般的な歴史教育しか受けてないな~(* ̄ω ̄)
> 宣戦布告の文章の存在なんて知らなかったっすよ。
> 確かにこの文章をみたら、日本に義がありますよね。
> 日清戦争も日本が勝って、朝鮮の独立を助けたのに、なぜ朝鮮はこんなに日本を敵対心をだすんでしょうね?
宣戦布告のような「動かぬ証拠」で我が国の姿勢が十分に理解できると思うのですが…。
考えられるとすれば、やはり中華思想によって「格下」と決め付けている日本に「助けられた」ことが納得できないということかもしれません。
話はちょっと戻りますが、日清戦争の頃からロシアも絡んできている話だったんですね。
現在の日本も周辺国の体制やイデオロギーに関係なく、「自国の安全保障は、自国でしっかり意識し続けておかねば」と思いました。
そのとおりです。東アジアの歴史にとってもいい気な意義のある出来事でした。なぜか教科書では大きく取り上げませんが…。
> 話はちょっと戻りますが、日清戦争の頃からロシアも絡んできている話だったんですね。
> 現在の日本も周辺国の体制やイデオロギーに関係なく、「自国の安全保障は、自国でしっかり意識し続けておかねば」と思いました。
我が国と朝鮮(=大韓帝国)の近代の歩みを振り返れば、いっそうその思いを強くしますね。
内部で対立している場合ではなく、呉越同舟の精神も必要ではないかと思います。
まあ、清国だって、残り少ない属国を手放したくなかったんでしょうが。
しかし朝鮮へロシアの魔の手が伸びてるなんて、考えもしなかったでしょうね。
> まあ、清国だって、残り少ない属国を手放したくなかったんでしょうが。
> しかし朝鮮へロシアの魔の手が伸びてるなんて、考えもしなかったでしょうね。
この頃になると史料は豊富にありますからね(捏造もあるから要注意ですが)。
清国の考えはサクラさんの仰るとおりでしょう。ロシアに関しては、言ってみれば朝鮮自らが招いた結果でもありますからね(露朝密約事件)。この後のロシアの動きに注目です。
日本の将来のためにがんばってください
事後承諾ながらリンクいたしましたので
よろしくお願いいたします
独立を助けようとする日本
日清戦争が起きた
韓国 中国 特に 北朝鮮
それを認めていませんよね
我が国も真実を どこまで伝えているのでしょう
不満がつのります
自分の領土にしたいが為に虎視眈々と狙っている国と独立の為に手助けしようとする国の考え方の違いは、結果的に雲泥の差が生じることになるんでしょうけれど、やはり、その国にとっては属国になって依存するよりも、独立する道を切り開いていくほうが、幸せでしょうね。
応援凸
> 日本の将来のためにがんばってください
> 事後承諾ながらリンクいたしましたので
> よろしくお願いいたします
こちらこそいつもお世話になっております。有難いお言葉、励みにさせていただきます。
リンクの件、非常に光栄です。こちらからも相互リンクさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
> 独立を助けようとする日本
> 日清戦争が起きた
> 韓国 中国 特に 北朝鮮
> それを認めていませんよね
> 我が国も真実を どこまで伝えているのでしょう
> 不満がつのります
第二次大戦後の世界の体制が、敗戦国日本に対して厳しくなっていることがその一因かもしれません。
ただ、国家というものは、国民のためにも自らの過ちをそう認めたがらないものです。
ある意味では謝罪を強要され続けている我が国の姿勢が真実を遠ざけているのかもしれません。
属国になるということは、宗主国のいうことには必ず従わなければならないということ。
その中には国益に反することや、国民の生命を脅かすこともあることでしょう。
前回の講座における今川家と松平家の関係がその例になりますね。
だとすれば、やはり独立国の方が幸せだといえるのではないでしょうか。
宣戦布告の文章の存在なんて知らなかったっすよ。
確かにこの文章をみたら、日本に義がありますよね。
日清戦争も日本が勝って、朝鮮の独立を助けたのに、なぜ朝鮮はこんなに日本を敵対心をだすんでしょうね?
> 宣戦布告の文章の存在なんて知らなかったっすよ。
> 確かにこの文章をみたら、日本に義がありますよね。
> 日清戦争も日本が勝って、朝鮮の独立を助けたのに、なぜ朝鮮はこんなに日本を敵対心をだすんでしょうね?
宣戦布告のような「動かぬ証拠」で我が国の姿勢が十分に理解できると思うのですが…。
考えられるとすれば、やはり中華思想によって「格下」と決め付けている日本に「助けられた」ことが納得できないということかもしれません。