当時の武士の多くも、清盛の出世ぶりを注目していました。自分たちと同じ武士である清盛であれば、武士の悲願である「自ら開墾した土地を自らの手で所有する」ことをはじめとした「武士のための政治」を実現してくれるに違(ちが)いない、と期待していたのです。
武士たちの後押しを受けて、清盛は武士として初めて太政大臣(だじょうだいじん)に昇進したことなどによって、ついに政治の実権を握ることに成功しました。我が国初の武士による政権の誕生です。
しかし、皇室や公家と接することの多かった清盛には「武士のための政治」がどのようなものであるかが理解できませんでした。このため、平氏の政権は急速に支持を失っていくのです。




いつも有難うございます。
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晴雨堂ミカエル よく平氏と源氏が武家の棟梁と見なされていて、武家の中では官位は高いが朝廷では昇殿を許される身分ではない、そんなイメージです。
時代劇でも両家の当主ですら侍烏帽子に直垂姿。政権をとってから立烏帽子に狩衣姿。
しかし、両家とも元は皇子が臣籍下ったわけで、当初は光源氏や源博雅らのように元皇子に恥ずかしくない三位辺りの位だったと思います。武家というより貴族。
それが武家化したのはいつ頃、誰の代あたりでしょうか?
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 清和源氏に関しては、清和天皇のひ孫にあたる源満仲あたりから武将として土着していると考えられますね。「ただのまんじゅうぶしのはじめ」というかるた言葉が残っておりますし。
桓武平氏については、最初に臣籍降下したとされる平高望がすでに土着した貴族となっているようですので、こちらの方が早いのかもしれませんね。
.
ぴーち こんばんは!
いよいよ「栄枯盛衰」の物語の始まりですね!
琵琶法師の音色が聞こえて来そうです(笑)
清盛のずば抜けた実力に依存し過ぎた平氏の末路は・・とでも言うのでしょうか・・。
ベンベン~♪(あ、違いますかね^^;)
それでは、応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > いよいよ「栄枯盛衰」の物語の始まりですね!
> 琵琶法師の音色が聞こえて来そうです(笑)
> 清盛のずば抜けた実力に依存し過ぎた平氏の末路は・・とでも言うのでしょうか・・。
> ベンベン~♪(あ、違いますかね^^;)
実力者の清盛が存在する限りはまだ安泰だったかもしれませんが、その後は…(´・ω・`)
栄枯盛衰の真の理由については、今回の講座で明らかになるかもしれませんね。
黒田裕樹 先生.
風早 りら 我が国初の武士による政権の誕生
それが清盛だった
そんな 当たり前の事が
考えに及ばなかった 自分が
情けなかったです
黒田裕樹 先生には日々感謝の
毎日です
これからも 風早りらを
ご指導宜しくお願いします
りらさんへ
黒田裕樹 > 我が国初の武士による政権の誕生
> それが清盛だった
> そんな 当たり前の事が
> 考えに及ばなかった 自分が
> 情けなかったです
> 黒田裕樹 先生には日々感謝の
> 毎日です
> これからも 風早りらを
> ご指導宜しくお願いします
お言葉有難うございます。
武家政権といえば、この直後に誕生した頼朝政権における鎌倉幕府をイメージしがちですが、清盛による政権も、中身はどうあれ立派な武家政権なんですよね。教科書どおりの勉強ではなかなか気づかない落とし穴であると同時に、開拓者の悲劇でもあります。
.
彩 こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。^^
武士政権って清盛からだったのですね。
幕府ができた鎌倉時代からだと思っていました。
けれども、清盛自身が武士政権を理解していない
というのは、支持されていた人だけあって
何とも皮肉なことですね。(苦笑)
彩さんへ
黒田裕樹 > いつもコメントありがとうございます。^^
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
> 武士政権って清盛からだったのですね。
> 幕府ができた鎌倉時代からだと思っていました。
> けれども、清盛自身が武士政権を理解していない
> というのは、支持されていた人だけあって
> 何とも皮肉なことですね。(苦笑)
その後の歴史の流れからすると、貴族化した平氏は「武家政権とは何か」ということが分かっていないんですよね。だからこそ、武士たちは「裏切られた」と思ってしまった。まさに皮肉ですね。
.
智里 なかなか上手くいきませんね。
仲間だと思っていた平清盛は、どちらかと言ったら貴族派。
自分たちに正当な権利をくれると思っていたのにね。
このことによって、武士からの支持が無くなっても仕方ないことですよね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
智里さんへ
黒田裕樹 > なかなか上手くいきませんね。
> 仲間だと思っていた平清盛は、どちらかと言ったら貴族派。
> 自分たちに正当な権利をくれると思っていたのにね。
> このことによって、武士からの支持が無くなっても仕方ないことですよね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
仰るとおりですよね。
期待していた人に裏切られるほど憎しみが残ることはないですから。
参院選もそのような感情で投票した人が多かったかもしれません。
時代劇でも両家の当主ですら侍烏帽子に直垂姿。政権をとってから立烏帽子に狩衣姿。
しかし、両家とも元は皇子が臣籍下ったわけで、当初は光源氏や源博雅らのように元皇子に恥ずかしくない三位辺りの位だったと思います。武家というより貴族。
それが武家化したのはいつ頃、誰の代あたりでしょうか?
桓武平氏については、最初に臣籍降下したとされる平高望がすでに土着した貴族となっているようですので、こちらの方が早いのかもしれませんね。
いよいよ「栄枯盛衰」の物語の始まりですね!
琵琶法師の音色が聞こえて来そうです(笑)
清盛のずば抜けた実力に依存し過ぎた平氏の末路は・・とでも言うのでしょうか・・。
ベンベン~♪(あ、違いますかね^^;)
それでは、応援凸
> 琵琶法師の音色が聞こえて来そうです(笑)
> 清盛のずば抜けた実力に依存し過ぎた平氏の末路は・・とでも言うのでしょうか・・。
> ベンベン~♪(あ、違いますかね^^;)
実力者の清盛が存在する限りはまだ安泰だったかもしれませんが、その後は…(´・ω・`)
栄枯盛衰の真の理由については、今回の講座で明らかになるかもしれませんね。
それが清盛だった
そんな 当たり前の事が
考えに及ばなかった 自分が
情けなかったです
黒田裕樹 先生には日々感謝の
毎日です
これからも 風早りらを
ご指導宜しくお願いします
> それが清盛だった
> そんな 当たり前の事が
> 考えに及ばなかった 自分が
> 情けなかったです
> 黒田裕樹 先生には日々感謝の
> 毎日です
> これからも 風早りらを
> ご指導宜しくお願いします
お言葉有難うございます。
武家政権といえば、この直後に誕生した頼朝政権における鎌倉幕府をイメージしがちですが、清盛による政権も、中身はどうあれ立派な武家政権なんですよね。教科書どおりの勉強ではなかなか気づかない落とし穴であると同時に、開拓者の悲劇でもあります。
いつもコメントありがとうございます。^^
武士政権って清盛からだったのですね。
幕府ができた鎌倉時代からだと思っていました。
けれども、清盛自身が武士政権を理解していない
というのは、支持されていた人だけあって
何とも皮肉なことですね。(苦笑)
いえいえ、こちらこそありがとうございます。
> 武士政権って清盛からだったのですね。
> 幕府ができた鎌倉時代からだと思っていました。
> けれども、清盛自身が武士政権を理解していない
> というのは、支持されていた人だけあって
> 何とも皮肉なことですね。(苦笑)
その後の歴史の流れからすると、貴族化した平氏は「武家政権とは何か」ということが分かっていないんですよね。だからこそ、武士たちは「裏切られた」と思ってしまった。まさに皮肉ですね。
仲間だと思っていた平清盛は、どちらかと言ったら貴族派。
自分たちに正当な権利をくれると思っていたのにね。
このことによって、武士からの支持が無くなっても仕方ないことですよね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
> 仲間だと思っていた平清盛は、どちらかと言ったら貴族派。
> 自分たちに正当な権利をくれると思っていたのにね。
> このことによって、武士からの支持が無くなっても仕方ないことですよね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
仰るとおりですよね。
期待していた人に裏切られるほど憎しみが残ることはないですから。
参院選もそのような感情で投票した人が多かったかもしれません。