しかしその一方で、1955(昭和30)年にアメリカ・イギリス・フランス・ソ連の各首脳がスイスのジュネーヴで集まり、軍縮やヨーロッパの安全保障あるいは東西間の交流の拡大などを協議した「ジュネーヴ四巨頭会談」が行われました。
ジュネーヴ四巨頭会談そのものは具体的な成果に乏(とぼ)しかったものの、米ソによるこうした流れは両国間の緊張緩和への期待を高めることになりました。なお、これらの動きは今日では「雪どけ」と呼ばれています。
米ソの「雪どけ」を受けて、東アジアでも緊張緩和の動きが進みました。1954(昭和29)年には中華人民共和国の周恩来(しゅうおんらい)首相がインドのネルー首相と会談を行い、主権尊重・相互不可侵・内政不干渉・平等互恵・平和共存の「平和五原則」を確認しました。
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