五畿のうち「山背」は平城京(へいじょうきょう)から見て「奈良の山の背後」であることが由来であり、後に桓武(かんむ)天皇が平安京(へいあんきょう)に遷都された際に「山や川に囲まれ、敵の攻撃を受けにくい城のような要害の地」という意味を込めて「山城」と改称されました。
「七道」は「東海道(とうかいどう)」・「東山道(とうさんどう)」・「北陸道(ほくりくどう)」・「山陽道(さんようどう)」・「山陰道(さんいんどう)」・「南海道(なんかいどう)」・「西海道(さいかいどう)」に分かれており、このうち東海道は現代においても道路や鉄道など交通の要衝(ようしょう)として知られています。
また、関西の有名な私鉄である「南海電気鉄道」の「南海」は、現在の和歌山県がかつて「紀伊国(きいのくに、三重県南西部も含む)」であり、その紀伊国が南海道に属することにちなんで名付けられています。
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