この状態を放置していれば、蘇我氏の勢力が朝廷を大きく上回ることでやがて両者に争いが起こり、罪もない民衆が迷惑する可能性が高かったのです。
また外交面では、前回(第94回)の講座で紹介したように隋(ずい)が約300年ぶりに中国大陸を統一したことによって、それまで大陸の内に向けられていた巨大なエネルギーが外へ押し出されることとなり、東アジアにおける政治の情勢が微妙な状態になっていました。
内政面においても、また外交面においても深刻な問題を抱えていた我が国でしたが、摂政となった聖徳太子は、我が国の置かれた立場を冷静に分析しました。
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