また、6世紀に入ると百済から五経博士(ごきょうはかせ)が来日し、我が国に医学・易学(えきがく)・暦学(れきがく)のほか儒教(じゅきょう)を伝えました。さらに6世紀半ばには仏教(ぶっきょう)も百済から伝えられるなど、我が国の思想や倫理あるいは道徳といった精神的な面において大きな影響をもたらしました。
当時の我が国は、文化の面では確かに大陸や朝鮮半島に一歩先を譲(ゆず)っていましたが、そんな遅れを取り戻すかのように彼らの文化を積極的に受けいれようという姿勢が目立ちました。こういった先人の努力が、やがて花開く我が国独自の文化の原動力になったことは間違いないでしょう。
なお、仏教の伝来の年については「上宮聖徳法王帝説(じょうぐうしょうとくほうおうていせつ)」などに記載のある「538年」とする説と、日本書紀に記載された「552年」とする説とがあります。
※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」をご紹介します。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※「黒田裕樹の歴史道場」のご案内です。他の教師とは全く異なる、歴史全体の大きな流れを重視した「分かりやすくて楽しい歴史」をモットーに多くの方にお教えいたします。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。


いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。