ちなみに、全国各地で青銅製祭器が広まったのは、集落の政治や軍事をつかさどる統一者にとって、集団をまとめるとともに農作業を安定して行わせるためにも祭祀が大切だったからと考えられています。
一方、鉄器はその丈夫さや硬さなどから人類にとって最も身近な金属として使用され、社会の発展に大きな影響を与えました。当初は鉄製農工具として使用されましたが、次第に武器として用いられるようになり、地域の集団内の争いに威力を発揮(はっき)しました。
なお、弥生時代の代表的な遺跡としては、先述した静岡県の登呂遺跡や島根県の荒神谷遺跡のほかに、福岡県の板付(いたづけ)遺跡や佐賀県の吉野ヶ里(よしのがり)遺跡が知られており、板付遺跡や吉野ヶ里遺跡では大規模な環濠集落が有名です。
※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」をご紹介します。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※「黒田裕樹の歴史道場」のご案内です。他の教師とは全く異なる、歴史全体の大きな流れを重視した「分かりやすくて楽しい歴史」をモットーに多くの方にお教えいたします。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。


いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。