ところが、日本軍が攻撃を急ぐあまり、空母の上に護衛の戦闘機を一機も配置しなかったという油断があったために、米軍の奇襲による悲劇が起きてしまったのです。
アメリカ軍の雷撃機隊はそのほとんどが零戦の餌食(えじき)となりましたが、これはその後の奇襲を成功させるためにあえて囮(おとり)となっていたのであり、日本軍が雷撃機に気をとられている間に、アメリカ軍の艦上爆撃機が、我が国の空母をめがけて、雲を利用して急降下爆撃を行いました。
米軍による乾坤一擲(けんこんいってき、運命をかけて大勝負すること)の奇襲によって、我が国の空母4隻のうち3隻が炎上し、残りの1隻も後に爆撃を受けて沈没するなど、日本海軍は大敗を喫してしまったのです。
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