本願寺(ほんがんじ)の蓮如(れんにょ、別名を兼寿=けんじゅ)は、応仁の乱の頃に「阿弥陀仏(あみだぶつ)の救いを信じれば誰でも極楽往生(ごくらくおうじょう)できる」という教えを「御文(おふみ)」と呼ばれた平易な文章で説いて、各地で「講(こう)」を組織しました。
惣村などへの精力的な布教活動によって、本願寺の組織は北陸・近畿・東海地方に広がり、各地域で組織化された門徒(もんと、宗門を同じくする信徒のこと)の集団はやがて強大となり、農村への支配を強めようとした大名などと対立するようになりました。
門徒たちは各地で一向一揆(いっこういっき)を起こし、なかには先述した長享(ちょうきょう)2(1488)年の加賀の一向一揆のように、約1世紀にわたって勢力を保つものも現れました。
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