これらの文化の大きな特徴として、それまで東国を中心に栄えていた武家文化が、室町幕府が京都に置かれたことで公家(くげ)文化と融合したほか、我が国の伝統的な文化が、明や朝鮮など東アジアとの活発な交流に伴って大陸文化と融合したことが挙げられます。
さらには、それまで都市の民衆が支えてきた中央の文化が、各地の惣村(そうそん)との交流によって地方文化とも融合して洗練あるいは調和されていくことで、次第に我が国固有の文化が生み出されていったという一面がありました。
能(のう)・狂言(きょうげん)・茶の湯・生花(いけばな)などは現代にも伝わる我が国の伝統文化として知られていますが、これらはいずれも室町文化の頃にその基盤(きばん)が確立されており、中央や地方、あるいは武家・公家・庶民(しょみん)の区別なく形成されたものです。
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