こうして始まった日明貿易ですが、明から交付された勘合(かんごう)という証明書を両国が照合することで私貿易と区別していたので、別名を「勘合貿易」とも呼ばれています。
日明貿易は、朝貢形式を嫌った4代将軍の足利義持(あしかがよしもち)によって応永(おうえい)18(1411)年に一旦は中断されましたが、幕府の財源確保を優先した6代将軍の足利義教によって永享(えいきょう)4(1432)年に再開されました。
日明貿易は聖徳太子(しょうとくたいし)以来の自主独立の外交路線に反した朝貢貿易でしたが、宗主国の立場である明が滞在費(たいざいひ)や運搬費(うんぱんひ)などのすべての費用を負担したので、我が国は大きな利益を得ることができました。
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