アメリカのフランクリン=ルーズベルト大統領は、自国の疲弊した経済の打開やイギリスを助ける意味などもあって日本との戦争を望んでいましたが、先述のとおり、大統領自身は「攻撃を受けた場合を除いて絶対に戦争はしない」とアメリカ国民に公約していました。
アメリカが日本と戦争するためにはその第一撃、すなわち先制攻撃を日本に始めさせる必要があり、その引き金としてハル・ノートを我が国に突き付けたのです。この後、我が国が対米開戦に踏み切ることでアメリカの目標は達成されました。
ところで後年になって、ハル・ノートはハル国務長官自身ではなく財務次官補のハリー=ホワイトが起草したものであることが明らかになりました。しかもハリー=ホワイトはソ連(=コミンテルン)のスパイであった可能性が高く、第二次世界大戦後にその疑惑を指摘されると、彼は自殺を遂(と)げています。
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