さらには、ソ連が体制維持のためにコミンテルンを組織して各国にスパイを放ち、我が国でも尾崎秀実(おざきほつみ)のように政府の中枢にまで影響が及んでいたという事実もありますし、何よりも社会主義の「失敗」が世界中において白日の下にさらけ出されたのは、1991(平成3)年のソ連崩壊に象徴される20世紀末のことでした。
こうした流れを考慮すれば、第二次世界大戦前後の世界が社会主義の危険性をはっきり認識できたかどうかは、難しいと言わざるを得ないのではないでしょうか。
当時の世界情勢を振り返れば振り返るほど、歴史を学ぶことの奥深さと難しさをつくづく痛感させられますね。
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