明治11(1878)年、向島(むこうじま)の料亭に招待された栄一は、岩崎から次のような提案を受けました。
「君と僕が固く手を握り合って事業を経営すれば、日本の実業界を思いどおりに動かすことができる。これから二人で大いにやろうではないか」。
しかし、自分一人で金儲けする気が全くなく、様々な事業を興すことで大勢の人が利益を受けると同時に、国全体を富ますことを常々考えていた栄一は激しい議論の末に喧嘩別れし、その席にいた馴染(なじ)みの芸者と一緒に姿を消したそうです。
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