結果的に90歳を超える長寿となった栄一の人生ですが、その中で彼は何度も命を落としかけています。しかし、その極限状態の中で、どこからともなく「救いの手」が差し伸べられたことによって、彼が生き続けたのは紛れもない事実でした。
そして、そんな彼を救った人物の多くが、自身の人生を中途半端な状態で終わらせていることを皆さんはご存知でしょうか。
例えば、先述した高崎城乗っ取り計画に真っ向から反対し、栄一に計画を断念させた従兄の尾高長七郎は、その直後に殺人を犯してしまい、長い入牢(じゅろう)の後に若くして死亡しました。また、栄一を慶喜に紹介した平岡円四郎も、急進的な考えを持った水戸藩士によって元治(げんじ)元(1864)年に斬殺されました。
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