通州事件は民間人を巻き込んで虐殺するという、当時の国際法に明らかに違反する暴挙であり、軍同士が衝突した盧溝橋事件とは全く性格が異なります。にもかかわらず、大東亜戦争後の極東国際軍事裁判では、通州事件についての論議は却下されてしまいました。
また我が国の歴史教育においても、ほとんどの歴史教科書が通州事件に関する記載を省いているなど、史上稀に見る日本人の大量虐殺という重要な事件でありながら、その扱いは極めて不当であると言わざるを得ません。なぜこのようなことになっているのでしょうか。
極東国際軍事裁判などを基本としたいわゆる「自虐(じぎゃく)史観」においては、我が国による行為はすべて「悪」とみなされることが多く、特にアジアの近現代史においては「日本が悪玉、中国(あるいは朝鮮)が善玉」という一方的な史観が主流になっている傾向がありますが、通州事件に関してはチャイナの悪行はごまかしようがないほど残忍なものであり、これを詳しく説明すれば「自虐史観の洗脳」が崩壊してしまうため、卑怯(ひきょう)にも口をつぐんできたのです。
※黒田裕樹の「百万人の歴史講座」をご紹介します。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※「黒田裕樹の歴史講座+日本史道場+東京歴史塾」のご案内です。他の教師とは全く異なる、歴史全体の大きな流れを重視した「分かりやすくて楽しい歴史」をモットーに多くの方にお教えいたします。詳しくは下記のバナーをご覧ください。
※無料メルマガ「黒田裕樹の歴史講座・メルマガ編」の登録はこちらからどうぞ。多くの皆様のご購読をよろしくお願いいたします。


いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。