また、平安時代以来の我が国の伝統建築様式である和様(わよう)に大陸伝来の様式を巧みに取り入れた折衷様(せっちゅうよう)も生み出されました。河内(かわち、現在の大阪府河内長野市)の観心寺金堂(かんしんじこんどう)などが代表例として挙げられます。
仏像彫刻では、東大寺や興福寺の再建に参加した奈良仏師(ならぶっし)の運慶(うんけい)・湛慶(たんけい)父子や快慶(かいけい)らによって、奈良時代の彫刻の伝統を受け継ぎながらも写実的で力強くかつ豊かな人間味あふれる名作を残しました。
当時の代表的な作品としては、東大寺南大門の金剛力士像(こんごうりきしぞう)などが挙げられます。この他、一般には「鎌倉大仏」と呼ばれ親しまれている鎌倉の高徳院(こうとくいん)の阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)も鎌倉時代につくられたとされています。
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