度会家行は著書である「類聚神祇本源(るいじゅうじんぎほんげん)」の中で、従来の本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)に対して、逆に仏が神の化身(けしん)としてこの世に現れたとする神本仏迹説(しんぽんぶつじゃくせつ、別名を反本地垂迹説)を唱えています。
鎌倉幕府成立前に起きた源平の争乱によって、東大寺の大仏殿が消失するなど奈良の諸寺は大きな被害を受けましたが、その復興のために重源(ちょうげん)が大勧進職(だいかんじんしょく)として必要な資金を集めたことで、南宋の寺院を基本とした大仏様(だいぶつよう)の建築形式で東大寺が再建されました。
大仏様は天井を張らずに全体的な構造美を示すことによって、大陸的な雄大さと豪快な力強さを表現しており、代表的な遺構(いこう、昔の建造物における残存物のこと)として東大寺南大門(なんだいもん)が挙げられます。
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