「保元(ほうげん)物語」や「平治(へいじ)物語」などの軍記物は語り物の形態による新しい形式をもち、なかでも平氏の興亡をつづった「平家物語」は、琵琶法師(びわほうし)によって平曲(へいきょく)として語られたことによって、文字の読めない人々にまで広く親しまれました。
説話文学としては、院政期に成立した今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)とともに「日本三大説話集」と称される「古今著聞集(ここんちょもんじゅう)」や「宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)」が成立しています。
随筆としては、鴨長明(かものちょうめい)が天変地異や戦乱が続く世の中の無常さを「方丈記(ほうじょうき)」にまとめたほか、鎌倉時代末期には吉田兼好(よしだけんこう、別名を兼好法師=けんこうほうし)による独自の広い見聞や観察眼によって「徒然草(つれづれぐさ)」が生まれました。
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