現代のお坊さんはどの宗派の人も結婚できますが、これが広まったのは明治時代以降のことであり、それ以前の僧は浄土真宗を除いて戒律を守っていましたから、当時の親鸞の特異性がうかがえます。
この他にも、親鸞は自分の煩悩(ぼんのう、身心を悩ませ苦しめる心の作用のこと)の深さを知っている人間(=悪人)こそが、自らが阿弥陀仏による救いの対象となることを知ることができるとする「悪人正機(あくにんしょうき)」を説きました。
親鸞は越後への流罪の後も関東地方で30年以上留まって布教を続ける一方で「教行信証(きょうぎょうしんしょう)」という著書を残しました。親鸞の没後に弟子の唯円(ゆいえん)がまとめたとされる「歎異抄(たんにしょう)」も有名ですね。ちなみに、浄土真宗の総本山は京都で東西に分かれた本願寺(ほんがんじ)です。
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