スペイン内乱に対してイギリスやフランスは不干渉の立場をとりましたが、ソ連は人民戦線政府を支援し、フランコ将軍を支持したドイツやイタリアと対立しました。
この頃、ソ連は第一次五か年計画によって重工業化と農業集団化を進めて国力を高めようとしたほか、1933(昭和8)年にはフランクリン=ルーズベルト大統領によってアメリカがソ連を国家として承認し、さらには1934(昭和9)年に国際連盟への参加を実現するなど、国際社会における地位を着実に高めつつありました。
ソ連の存在やスペイン内乱の原因となった人民戦線の結成など、共産主義勢力の活動が高まるなか、我が国の広田弘毅(ひろたこうき)内閣はお互いに国際連盟を脱退していたドイツと防共(=共産主義勢力の侵入や拡大を防ぐこと)を目的として昭和11(1936)年に日独防共協定を結びました。
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