トップ会談から2年後の建久3(1192)年旧暦3月に後白河法皇が66歳で崩御されると、頼朝が改めて朝廷に迫ったことによって、同年旧暦7月に頼朝はついに征夷大将軍に任じられました。
将軍が誕生したことによって鎌倉幕府が名実ともに成立するとともに、いわゆる鎌倉時代の幕開けとなりました。
なお、最近の歴史教育では鎌倉時代がいつ成立したかということについて様々な説が出されているようですが、頼朝が征夷大将軍に任じられたことによって「鎌倉の軍事政権が朝廷に公認された」という幕府成立の事情を考えれば、やはり「いい国つくろう鎌倉幕府」の1192年(建久3年)こそが成立の年にふさわしいと私は考えます。
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