そもそも、現地の居留民に危害が及んだ場合に、本国政府が彼らの安全を守ろうとするのは今日でも当たり前に行われていることであり、またそのために軍隊が出動するというのも、当時の国際社会では広く認められていたことでした。
関東軍も満州にいた日本人居留民の安全を守るために実力行使をしたのであり、これは外交上においても特に非道な行為であるとはいえないのです。
さらに付け加えれば、関東軍は満州を制圧した後にそのまま占領を続けたわけではなく、満州の安全を維持するために、清朝最後の皇帝であった溥儀(ふぎ)を迎えて、新たな国家である満州国を建国しています。
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