最晩年まで様々な発明や改良を行い続けて、我が国の歴史に大きな足跡を残した田中久重でしたが、明治14(1881)年1月11日に83歳の天寿を全うしてこの世を去りました。
久重の死後に養子が二代目田中久重を名乗り、翌明治15(1882)年に銀座から東京の芝浦(しばうら)に移転して「田中製造所」を設立しました。田中製造所は明治37(1904)年に会社所在地の「芝浦製作所」に改名し、昭和14(1939)年には「東京電気」と合併して「東京芝浦電気株式会社」となりました。
東京芝浦電気は、昭和59(1984)年に「株式会社東芝」と商号変更して現在に至っています。田中久重が生涯かけて築き上げた発明や改良における情熱あるいは探究心は、我が国が世界に誇る複合電機メーカーである東芝に受け継がれているのです。
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