かくして、17世紀後半までの我が国では全国でいわゆる「戦国の遺風」が残っており、至るところで血なまぐさい事件が起こるという殺伐(さつばつ)とした雰囲気が我が国全体における道徳心の低下をもたらすという有様でした。
例えば、この当時は作業に使役させる目的で牛や馬が飼われていましたが、年老いたり病気になったりすると、動けるうちから追放して死なせることがよくありました。また、貧しさなどもあって生まれたばかりの赤ん坊を捨て子にすることが多かったり、人が旅先で病気になると旅籠(はたご)から追い出されたりすることも日常茶飯事でした。
しかし、史実においてこうした遺風を綺麗さっぱり一掃した政治家が現れました。先述した5代将軍の徳川綱吉です。
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