我が国が史実において鎖国の状態に入った17世紀半ば頃の世界は、東インド会社を設立してアジアに進出したオランダがヨーロッパの貿易や金融の中心として栄えていました。当時の江戸幕府がオランダとの貿易を中止しなかったのも、歴史の流れからすればある意味当然のことだったのです。
その後、18世紀後半にイギリスで産業革命が始まり、技術の向上や資本主義の発展などがみられるようになりますが、これらは我が国でも史実(明治時代)より前に実現した可能性もあります。
そして何よりも、鎖国に入った段階では現代の超大国であるアメリカ合衆国が誕生していない、ということに注目しなければなりません。アメリカが成長する前に我が国が世界の覇権(はけん)を握っていれば、明治維新も日清・日露戦争も、ひいては大東亜戦争(太平洋戦争)も必要なかったでしょう。
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