大正時代には、庶民の娯楽としての読み物である大衆文学も流行しました。大正14(1925)年に大衆雑誌の「キング」が創刊され、たちまち100万部を突破する売れ行きとなりました。
大正11(1922)年には「サンデー毎日」が創刊され、週に一回発行される週刊誌も人気を集めたほか、関東大震災後には「現代日本文学全集」のように一冊1円で販売する「円本(えんぽん)」や岩波文庫などの文庫本も登場しました。
その他の大衆文学としては、鈴木三重吉(すずきみえきち)が創刊した児童文学雑誌「赤い鳥」を基本とした北原白秋(きたはらはくしゅう)らによる童謡(どうよう)運動が始まったり、中里介山(なかざとかいざん)の「大菩薩峠」や吉川栄治(よしかわえいじ)・直木三十五(なおきさんじゅうご)らの時代小説、あるいは江戸川乱歩(えどがわらんぽ)らの探偵小説などが人気を呼んだりしました。
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