また、当時は香港(ホンコン)をイギリスが租借しており、完全にイギリスの植民地と化していました。そんな風景を見た高杉は、列強に領土を奪われればどうなるかということを、身をもって体験していたのです。
だからこそ、高杉は絶対にイギリスの要求を受けいれようとしませんでした。もし高杉の功績がなかったら、彦島が清国における香港のような存在になったばかりでなく、これをきっかけに我が国の植民地化が進んだ可能性も十分に考えられます。
高杉によるまさに命懸けの行動のおかげで、現在の私たちが存在しているといっても過言ではないでしょう。なお、高杉はその後も討幕に向けて活躍しましたが病に倒れ、幕府の崩壊(ほうかい)を見ることなく慶応3(1867)年旧暦4月に29歳の若さで死去しました。
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