青鞜社の活動は次第に文学運動の枠を超え、市民の生活に結びついた婦人解放運動へと発展していきました。大正9(1920)年には平塚や市川房枝(いちかわふさえ)らが「新婦人協会」を結成し、当時は認められていなかった婦人参政権の要求など女性の地位を高める運動を進めました。
同じ大正9(1920)年には、山川菊枝(やまかわきくえ)や伊藤野枝(いとうのえ)らによって「赤瀾会(せきらんかい)」が結成され、こちらは社会主義の立場から女性運動を展開しました。その後、大正10(1921)年に治安警察法第5条が改正され、婦人も政治演説会に参加できるようになりましたが、政党への加入は認められませんでした。
一方、被差別部落の人々からも自主的な社会的差別の撤廃をめざして部落解放運動が進められ、大正11(1922)年には西光万吉(さいこうまんきち)らが中心となって「全国水平社」が結成されました。
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