さて、マニュファクチュアなどによる近代化が進められた我が国でしたが、幕末の開国によって西洋の様々な知識や技術が導入されたことによって、幕府や各藩が洋式機械工場を建設するようになりました。
例えば、水戸藩では徳川斉昭(とくがわなりあき)が幕府の命で江戸に石川島造船所をつくったほか、先述のように肥前藩や薩摩藩が反射炉を設けて大砲などを製造するようになりました。なお、石川島造船所は現在のIHI(石川島播磨重工業)のルーツとなっています。
明治時代以後、我が国は近代国家を目指して重工業を中心に力を入れるようになりますが、その流れはこれまで述べてきた江戸時代までの経済の発展などによる様々な近代化が母体となっているのです。
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