前夜から日の出を待って拝む日待(ひまち)や、十五夜など特定の月の出を待って拝む月待(つきまち)、あるいは十干十二支(じっかんじゅうにし)で60日に一度巡ってくる庚申(こうしん)の日に集まり、眠らずに徹夜して過ごす庚申講(こうしんこう)なども、人々の社交や娯楽として行われました。
幕末を迎える頃にはそれまでの幕藩体制の揺(ゆ)らぎが激しくなり、社会不安が増大しましたが、そんな世相(せそう)を反映するかのように民間から次々と新しい宗教が広まりました。
新たな宗教の例としては、井上正鉄(いのうえまさかね)の神道禊教(しんとうみそぎきょう)や黒住宗忠(くろずみむねただ)の黒住教、中山(なかやま)みきの天理教(てんりきょう)、川手文治郎(かわてぶんじろう)の金光教(こんこうきょう)などが挙げられ、それぞれ独自の信仰によって人々を説いて教団を組織し、後に教派神道(きょうはしんとう)と呼ばれるようになりました。
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