寺社も人々の信仰を集め、修繕費や運営費を得るための目的も兼ねて縁日(えんにち)や富突(とみつき、いわゆる富くじのこと)が行われたり、秘仏(ひぶつ)を公開する開帳(かいちょう)が催されたりしました。
人々の生活に余裕が生まれたことで、湯治(とうじ)や物見遊山(ものみゆさん)などによる旅も盛んとなりました。中でも伊勢神宮や信濃(しなの、現在の長野県)の善光寺(ぜんこうじ)、讃岐(さぬき、現在の香川県)の金毘羅宮(こんぴらぐう)、下総(しもうさ、現在の千葉県)の成田不動などへの寺社参詣(さんけい)は信仰と結びついて定着し、特に伊勢神宮は「御蔭参(おかげまい)り」と呼ばれて周期的に大流行しました。
この他、いわゆる聖地や霊場を巡(めぐ)る西国三十三か所や四国八十八か所への巡礼(じゅんれい)も盛んとなりました。
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