高校での一般的な歴史・公民教科書(あるいは副読本)には概(おおむ)ね以上のように書かれており、普通選挙制度の重要性を訴えるのが通常となっていますが、確かに制限選挙よりも普通選挙のほうが制度として当然ではあります。
しかし、普通選挙実施後の我が国では、政治に、特に選挙に大変な費用がかかるようになったのもまた事実なのです。
そもそも、我が国における納税や財産による制限選挙の時代は大掛かりな選挙運動はほとんど必要がありませんでした。なぜなら、選挙権を持っている国民の多くが、農村では地主、都会では会社の経営者といった層であり、彼らのほとんどが支持政党を決めていたり、また普段から収入があってプライドも高かったりしたことから、買収される恐れがなかったからです。
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