和紙の生産も、楮(こうぞ)を主原料とした流漉(ながしすき)の技術が普及したことで全国に拡大し、紙が安価で大量に入手できるようになったことで、学問や文化の発達に貢献しました。また紙の生産地の多くは藩の専売制となり、財政を助けました。
陶磁器では、肥前有田で有田焼と呼ばれた磁器が佐賀藩の保護のもとで生産され、長崎貿易における輸出品になったほか、尾張の瀬戸(せと)や美濃(みの)の多治見(たじみ)などでも生産されたことで、安価な陶磁器が量産されるようになりました。
醸造業(じょうぞうぎょう)では伏見(ふしみ)・灘(なだ)の酒や野田(のだ)・銚子(ちょうし)の醤油(しょうゆ)が有名となり、この他にも全国各地で作られた商品は、それぞれの地域に由来した特産品として重宝(ちょうほう)されました。
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