儒教に由来し、主君に絶対の忠誠を誓うとともに上下の秩序を重んじる学問であった朱子学(しゅしがく)は、室町時代は五山の学僧が学んでいましたが、江戸幕府の公的な学問として採用されたことで大きな広がりを見せました。
朱子学は京都の相国寺(しょうこくじ)の禅僧であった藤原惺窩(ふじわらせいか)によって広められ、惺窩の門人(もんじん、弟子のこと)である林羅山(はやしらざん)は徳川家康に招かれ、羅山の子孫は林家(りんけ)と呼ばれて、幕府代々の儒者(じゅしゃ、儒教を学び、研究する学者のこと)として仕えました。
また仏教では、17世紀半ばに来日した明の禅僧である隠元(いんげん)が黄檗宗(おうばくしゅう)を伝えました。なお、隠元が来日した際に日本に持ち込んだためにその名が付いたとされるのがインゲンマメ(=隠元豆)です。
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