また、北村透谷(きたむらとうこく)が雑誌「文学界」を創刊したほか、我が国の現在の五千円札の肖像画で有名な女流作家の樋口一葉(ひぐちいちよう)が「たけくらべ」や「にごりえ」を発表し、下町に住む女性の悲哀を描きました。
詩の分野では、従来の漢詩にかわって七五調などの文語定型詩である新体詩(しんたいし)が現れ、島崎藤村(しまざきとうそん)が「若菜集(わかなしゅう)」を刊行しました。
短歌の世界では、与謝野鉄幹(よさのてっかん)・晶子(あきこ)夫妻らが雑誌「明星(みょうじょう)」を創刊し、明星派の短歌がロマン主義の中心となったほか、与謝野晶子の歌集「みだれ髪」が、女性の奔放(ほんぽう)な情熱をうたったものとして有名になりました。
万葉調の和歌の復興を目指した正岡子規(まさおかしき)は、一方で俳句の雑誌「ホトトギス」を創刊し、その門下からは高浜虚子(たかはまきょし)が出ました。また、短歌における門下からは伊藤左千夫(いとうさちお)が出て、明治41(1908)年に雑誌「アララギ」を創刊しました。
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