当時の自然主義の作家としては、「牛肉と馬鈴薯(ばれいしょ)」の国木田独歩(くにきだどっぽ)・「蒲団(ふとん)」の田山花袋(たやまかたい)・「破戒(はかい)」の島崎藤村・「黴(かび)」の徳田秋声(とくだしゅうせい)などが挙げられます。
また、明星派の影響を受けていた石川啄木(いしかわたくぼく)が「一握(いちあく)の砂」を発表して、社会主義思想を盛り込んだ生活詩をうたいあげました。
一方、こうした自然主義の流れに対立するかたちで、夏目漱石(なつめそうせき)が「吾輩(わがはい)は猫である」などの作品を発表して、知識人の内面を国家や社会との関係で表現したほか、森鴎外が反自然主義的な思想小説を次々と発表しました。
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