それまでの御曹司の立場から、いきなり「流人(るにん)」の扱いを受けた頼朝の暮らしは決して楽ではありませんでしたが、伊豆で様々な体験を積み重ねることによって、頼朝は武士たちの日常の生活やその願いなどがよく分かるようになっていました。
要するに、頼朝は若い頃に武士としての「実地訓練」を積んでいたのです。やがて頼朝が平氏打倒に立ち上がると、当初は苦戦したものの次第に武士たちの同意を得ることができました。
なぜなら、平氏に一度「裏切られた」かたちとなった武士たちが、自分と同じ経験をした頼朝であれば、今度こそ期待に応えてくれるに違いないと判断したからです。
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