程なくして下賜が認められると、空海は早速弟子たちを現地調査に差し向け、弘仁9(818)年には空海自身が高野山に登り、翌春には密教の秘法を7日間行って伽藍(がらん、寺院を構成する主要な建造物群のこと)の配置を決めました。
空海が独自の理論によって構想した根本道場たる「壇上(だんじょう)伽藍」は、高野山の自然の中に大日如来(だいにちにょらい)の宇宙観を創出するものであり、空海の没後、数十年を経て完成しました。
なお、高野山はその後も日本仏教の聖地の一つとされ、平成16(2004)年にはユネスコから世界遺産に登録されました。
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