歴史教育では、平安時代初期の「弘仁(こうにん)・貞観(じょうがん)文化」の一例として「天台宗(てんだいしゅう)」や「真言宗(しんごんしゅう)」を学び、それぞれの開祖である「最澄(さいちょう)」と「空海(くうかい)」の名を記憶することになります。
比叡山(ひえいざん)の「延暦寺(えんりゃくじ)」を建立(こんりゅう)した最澄は「伝教大師(でんぎょうだいし)」と称され、高野山(こうやさん)の「金剛峯寺(こんごうぶじ)」を建立した空海は「弘法大師(こうぼうだいし)」と称されました。
この二人のうち、今も広く使用される「弘法にも筆の誤り」「弘法筆を選ばず」などのことわざで有名な空海の方が、一般的な知名度は高いようですね。また、神奈川県川崎市の平間寺(へいけんじ)は別名を「川崎大師」とも呼ばれ、毎年の正月には初詣の参拝客で大変な賑(にぎ)わいとなっています。
今回の講座は、空海と最澄のそれぞれの生涯から平安前期の仏教史を振り返りますが、まずは仏教そのものの誕生から探ってみたいと思います。
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